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※在庫限定20%OFF※ トーマス・ブラウンが醸造する銘醸畑ブラウンランチのファインシャルドネ 《リリックス》 シャルドネ “ブラウン・ランチ” カーネロス, ナパ・ヴァレー
シャルドネの世界的銘醸地、カーネロスの二大グランクリュとしてハイドとハドソンが知られますが、更に一つ、ブラウンランチの名を挙げないわけにはいきません。 かつてセインツベリーが御用達とし、センセーショナルな結果を残したブラウンランチですが、その貴重な果実が他ワイナリーにも解禁されました。 そして、その果実をもとにワイン造りを担うは、ロバート・パーカー(ワインアドヴォケイト)、ジェームズ・ラウビー(ワインスペクテイター)、アントニオ・ガローニ(ヴィノス)の全てが100点を献上するワインを生み出した当代きっての醸造家。 ●トーマス・ブラウンがブラウンランチのシャルドネを手掛ける!
■ ザ・シャルドネ・チャレンジ -The Chardonnay Challenge-
1997年6月、ワインスペクテイター誌が主催したシャルドネ限定のブラインドテイスティングがThe Chardonnay Challenge。 ブルゴーニュ産とカリフォルニア産の構成は、双方合わせ「40の傑出生産者」、ヴィンテージはいずれも良年として知られる1990年と1995年。状態不良の個体は除外。 ブルゴーニュ側には、いまや市場価格70万円超に及ぶコント・ラフォンのモンラッシェ(WS100点:1990vtg)に、マルク・コランのル・モンラッシェ(WS99点:1995vtg)も含まれる中、各テイスターの平均点と最高獲得点を基に判定された結果が以下。 ■ 産地別の合計平均値 【1990年産】カリフォルニアの勝利 【1995年産】ブルゴーニュの勝利 ■ 個別の最高獲得点 ▼ WS誌ブルゴーニュ担当エディター、P・H・マンソン氏が選んだNo.1 ロバート・タルボット シャルドネ “モントレー” 1990 (WS100点:現スリーピーホロウ) ▼ WS誌カリフォルニア担当エディター、ジェームズ・ラウビー氏が選んだNo.1 ゲイニー シャルドネ “サンタ・イネズ・ヴァレー・リミテッド” 1995 ■ 総合評価第1位 セインツベリー シャルドネ “リザーヴ” 1995(ブラウンランチ主体)
「誇らしい栄誉を得たのに、当の銘柄(リザーヴ)を廃し、単一畑名ワインに転じたのは何故?」 「リザーヴと冠しても米国では商業上の優位とはいえず、畑名ワインとするのが近年の流れ。」 セインツベリーの創業者、デヴィッド・グレイヴス氏とそんな会話を交わしたことがあります。 国内ブルータス誌のワイン特集号で、見開き1ページを割き主役を飾った風雲児も、やがて諸事情によりワイナリー運営刷新を余儀なくされます。 2000年頃までブラウンランチの果実を使いリザーヴとされたワインも、2010年産を最後に畑を売却 → 他社にも解禁という流れになりました。
同じくナパ・カーネロス地区のハイドとハドソンの名が広く知られるようになった理由は、有名ワイナリーに果実を供した為でもあるでしょう。 ハイドはレイミーやオーベール、ハドソンならコングスガードが畑名を冠すように。
ブラウンランチの果実は、長く所有を続けたセインツベリーが独占使用していました。 その為、ハイドやハドソンに比べ、名の浸透が乏しかったと言えるかもしれません。 ですが、先述のようにポテンシャルは折り紙付き。 ご覧のように、銘醸地が銘醸地たるゆえんのテロワールにあります。 ▼クリックで拡大
■トーマス・ブラウン概要 ワインアドヴォケイト(WA)とワインスペクテイター(WS)の二大批評媒体が、創刊より批評対象としたワインは計50万超。過去数十年に亘るそれら膨大な数の中から、ロバート・パーカー(WA誌創刊者)とジェームズ・ラウビー(WS誌シニアエディター)の両氏が共に確定パーフェクトを献上したワインは、世界中に未だ二銘柄限り。シュレーダー カベルネソーヴィニヨン CCSと同Old Sparkyに留まる。 そのシュレーダーの躍進を語る際に欠かせぬ人物がトーマス・ブラウン。 神の領域にも準えられる浮世離れの功績は、ボルドーワインの醸造において押しも押されもせぬ第一人者の才腕より実現された。 また、自身のワイナリーであるリヴァーズ・マリーでは、ヴィノス(VINOUS)史上初のアントニオ・ガローニ100点ピノノワールも生み出している。 氏の生業はフリーの醸造家。携わるワイナリーにあまねく大成をもたらし、ナパはオークヴィル地区のマイバッハでもフルマークRP100達成。ハウエル・マウンテン地区で伝統ある畑を所有するアウトポストでもRP100点。ジョーンズ・ファミリーではハイジ・バレットより醸造長を継承。
《リリックス》 シャルドネ “ブラウン・ランチ” ナパ・カーネロス ▼各ヴィンテージに対するトーマス・ブラウンのコメント 2016年:「淡い黄金の色調から、ふちにかけては経年により淡い麦わら色を帯びている。はちみつ漬けのレモン、レモンメレンゲ、マスカルポーネチーズ、バタースコッチなどやや熟成した樽由来の香が現れ始めている。口当たりは優しくまろやかで、味わいはトロピカル系。パイナップル、バニラビーンズのニュアンスを示し、僅かな塩味と酸がしっかりとした骨格を形成している。ブルゴーニュ格付けワインが熟すような優美なフィニッシュ。」 2017年:「中央は黄金色、縁にはプラチナ色の反射が見られる。ジューシーなパイナップル、ゴールデンアップル、レモンクリームが溢れ、バターポップコーンや火打ち石の様な香がアクセントになっている。口当たりはしなやで旨味が口中に広がる。味わいにはバニラクレームブリュレのニュアンスがあり、フレッシュな酸が骨格を支え、レモンピールのような心地よい苦みが印象的。高品質な長い余韻が何度も繰り返しこだまする。」 2018年:「中央は黄色がかかる亜麻色で、ふちにかけては淡い小麦色。レモンクリームのニュアンスが豊かに立ち上がり、トロピカルフルーツ、柑橘類の皮を擦った時の様な清々しい香が印象に残る。口中では樽由来の微かなキャラメル風味が心地よく、口当たりは厚みがあり、酒質の確かさと秀逸な酸が全体を力強くまとめている。まだ硬さを感じるので、デカンタージュ に加え、冷やし過ぎずやや高めの温度で、大ぶりのグラスを用いゆっくりと楽しみたい。」 ※いずれもフレンチオーク100%発酵・熟成16ヶ月(新樽25%) ■ ブラウンランチ概要:カーネロスの一等地に特色付けられる「ローリングヒル」(うねる丘)にある畑の一つで、隣はハイドの一区画(ヴィスチュラヴィスタ)。朝晩の冷たい霧と、日中の十分な日照量を得るカーネロスの象徴的な微気候区分に属す。 セインツベリーの共同創業者、デヴィッド・グレーヴスと故ディック・ワードが1992年に植樹。二人はブルゴーニュライクなフィネスに、カリフォルニアの厚みを兼ね備えるシャルドネとピノをこの畑から生み出し、やがてスターダムに押し上げた。 セインツベリーの自社畑としては2010年産を最後として2013年に売却。その先はレンテレリア・ヴインヤード・マネージメントといい、通年80名・繁忙期には400名の栽培従事者を擁すことから、収穫作業を依頼する、かのベクストファー・ヴィンヤードも絶大なる信頼を置く栽培専業の組織。買収直後には状態不良の樹もあったが、良し悪しを見極め改植するなど、徹底的な栽培管理を経て完全復活を遂げる。※作付け12ha中シャルドネ3ha+ピノ9ha
■生産者概要:クリスとアンドレア・ディアマンティス、ケンとリサカシンの二組の夫妻が創業者。彼らは、ワイン、食、音楽、美術、家族、友人を大切に日々の生活を送る中、旅先のナパ・ヴァレーで出会ったワインとそこに関わる人々が築くコミュニティーが、他のどの場所とも異なることに気付く。やがて、心から惚れ込んだナパで可能な限り最高のワインを造ることが彼らにとって生涯の目的となりリリックスを創業。 「果実は最高の畑から。醸造は最高のワインメーカーに。」そのような思いから、トーマスブラウンを招聘のうえブラウンランチの果実からシャルドネを手掛けるようになる。併せて今はカベルネ造りも進めており、ナパの中でも一際高い質を導く、ハウエルマウンテンとプリチャードヒルの山カベもトーマス・ブラウンの醸造。今後の展開には更なる期待を抱かせる。
※輸入元税込定価22,000円→20%OFF(現在庫限り)