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世界の頂点を幾度も奪う「真の無双」 ロバート・パーカー氏も加入する顧客リスト登録は数年を要するウェイティング状態 愛好家や蒐集家の想いを満たす素性確かな蔵出し正規品 《オーベール》 シャルドネ “UV-SL” ソノマ・コースト
世界最多のパーカーポイント100点シャルドネ生産者。 シャルドネ愛好家にとって垂涎の頂点、オーベール蔵出品の季節が到来です。 DRCをはじめとするトップ・ドメーヌのモンラッシェに沿うベクトルを持つものとして、世界の権威から度々挙げられるシャルドネ。 掛け値なしに格別の逸品です。
同列ポジションのシャルドネにマーカッサン-Marcassin-がありますが、日本国内におけるそれは二次流通・並行専門の中古品。(過去より蔵出し輸入一切無し) 対するオーベールは日本に正規エージェント(中川ワイン)がある為、流通価格は青天井に達しておりません。WEB版アドヴォケイトの相場欄に示されるよう、母国では日本を上回る価格も見られます。
オーベールのロゴに示される“ORDERING BY INVITATION ONLY”(招待者限定)とは、「招かれざるもの注文できず」といったところでしょうか?(画像下)幾つかのカルトワイン生産者がそうであるように、オーベールの主たる販売手法も、顧客名簿(ML)経由、若しくはレストランやホテル等を対象とする高級業務向けのオンプレミスが優先されます。 但しMLへの加入を目論んだところで、オーベールのそれはウェイティング状態にあり「空き」の順番待ち。ついては並行品に頼らざるを得ない・・・というわけでもありません。 例えばハーランエステイトなど、カルトワイナリーの中には「不況時に有効な手立てとして一部を定期輸出に充てる」と公言する先がありますが、ここに“近道”があります。 もっとも、そのような機会に恵まれたとしても「量の多さ」を可能とさせる筈もありませんが... 素性確かな正規品につき、価格にコンディションもご安心下さい。 1stオーナーとなり得るボトルです。
《オーベール》 シャルドネ “UV-SL” ソノマ・コースト (ウリセス・バルデス・ヴィンヤード, ストーツレーン) オーベールが名を挙げる発端はここから ▼マーク・オーベールのコメント 「享楽的な味わい。トーストしたパン、洋ナシのコンポート、キーライム、カモミールとオレンジフラワーティーのアロマ。レモンコンフィ、アプリコットジャム、クレームアングレーズの味わいが口中をコーティングするようであり、一貫して海の波しぶきが感じられ、活き活きとした酸が長いフィニッシュを創り出す。極長い10〜15年の熟成ポテンシャルを持つキュヴェ。経年により、この芳醇なワインが類稀なその全容を見せるであろう。少しだけ靄がかかるように見えるのはノンフイルターで旨みを損なわずにいる証し。」 【ワイン造り】危険性に煩雑な手間が加わる工程も、成功の暁には得も云えぬ夢心地のワインに。冷涼な環境下で発酵及び醸しを進めれば、ピュアなアロマの抽出に長けるものとなるも、それと引き換えに発酵が始まらぬ恐れもある。故にセラーやタンクの温度を上げる時もあれば、発酵初期を人工培養酵母に頼る場合も珍しくない。オーベールの発酵は冷涼なセラーで自然酵母のみに委ねられ、4種のクローン毎にぞれぞれは個別の管理下で進められる。熟成:新樽比率100%フレンチオーク×100%×10-12か月|おり引き後に清澄濾過なしでボトル詰め ▼オーベールが名を挙げた発端のヴィンヤード カルト系ブルゴーニュワインと言えば、キスラーにマーカッサンが通り相場であった2000年代半ば、その牙城を崩した造り手がオーベールであり、当の単一畑銘柄が“UV”。(当時の国内相場4-5万円) UVとは栽培管理を担う人物、ユリシス・バルディーズ氏-Ulises Valdez-の頭文字に由来し、SLとは最有望区画“ストーツ・レーン”-Stoetz Lane-の略称。 所在はソノマ・コースト中西部のオクシデンタル地区。 「冷涼エリアの暖かめスポット」と言われる微気候区分に属し、凝縮感に薫り高いワインの産出で名が通る。(ロシアン・リヴァー・ヴァレーとソノマ・コーストの両AVAを名乗れる) 鉄分を多く含有する土壌は長期熟成に向く強い個性の葡萄を実らせ、界隈に特有のゴールドリッジ土壌は、リッチで肉感的なテクスチャーをワインにもたらす。加えてUV-SLの区画では、テロワールが導く美質を隅々まで表すよう、仕立てや優良株選抜に労力が費やされ、険しい土壌もあいまって収量は自然に落ち果実は凝縮を増す。(時にhaあたり2.4t) ファインワイン造りに際しては、果実を熟知するヴィニュロン的能力も求められる。醸造に限らず、栽培にも造詣が深いマーカッサンのヘレン・ターリーはその顕著な人物。嘗て女史の助手を務めた経歴から、マーク・オーベールもその例に漏れない。2010年前後から自社畑の所有を広げるに従い、現場(畑)へと出向く機会も増したマークは、ソノマきっての栽培家であるユリシス・バルディーズに対し、自らの手による優良選抜株を提供した。 それを基とする区画がストーツレーン・ブロック。 ■故ユリシス・バルディーズ 2018年9月、49歳の若さでユリシス他界。その能力を信頼したマークは、故人の独立創業を出資し支えるなど、両者は盟友の関係にあった。 カリフォルニアやオレゴンのワイナリー(セラー)を訪れると、メキシコからの労働者を多く見る。とりわけ葡萄畑の現場で作業をする大半は彼らであり、嘗てのバルディーズ氏もその一人。剪定や芽かきの頃から収穫に至る間、最前線で葡萄の成長をつぶさに見る立場にいるだけあり、彼らメキシコ人労働者の声は決して小さいばかりではない。中には、真面目な仕事ぶりと大勢のピッカーを統率する親方的な力量が認められ、やがては相応の地位に上り詰める人物もいる。オーパス・ワンの栽培を取り巻く部署も同様であり、2012年に東京で催されたシンポジウムにおいて、オーパスCEOのマイケル・シラッチは、栽培テクニカル部門のボス、ランディ・サヴァラに対し「畑を取り巻く種々の業務に関しては、彼の同意を得なければ事がうまく運ばぬ。」とも述べている。 ナパには、デヴィッド・エイブリューのようなカルトワイン請負人のヴィンヤード・マネージャーがいる。会社組織として各ワイナリーより仕事を請け負うが、その任務遂行は学術的根拠に基づくものとの感も強く、対してソノマで同様の会社を持ったユリシスは、肌で感じる職人の趣。若干10歳でメキシコの実家を飛び出し稼ぎに出た氏は、後年、カリフォルニアでピッカーとして従事し、その丁寧な仕事ぶりが認められ、やがては幾つもの高級生産者による支持を得るに至る。トーマス・ブラウン(シュレーダー/リヴァーズマリー)とも深い関係にあった他、ポール・ホブスのラインナップにも、“Ulises Valdez Vineyard”を冠すワインがある。 【品種構成】シャルドネ100%【原産地呼称】カリフォルニア州 ソノマコーストAVA|Sonoma Coast, California【タイプ】[白] コクのある辛口 Dry【内容量】750ml
【マーク・オーベール -Mark Aubert-】 氏のキャリアはヘレン・ターリー女史(※)との出会いに端を発する。(※マーカッサンのオーナー醸造家) 1990年代初頭、女史が醸造指南に携わるピーター・マイケルで共に働き、やがてはヘッドワインメーカーを継承。後年、やはりヘレン・ターリーがクライアントのコルギンを離れるに当たっては、後継者として醸造の最高ポストに着任。(既に退任) やがて改めてRP100点ワイナリーの醸造責任者に就任することとなるも、なんと数奇な巡り合せか。その先とは、ヘレン・ターリーと法廷闘争を繰り広げたブライアント・ファミリー。(既に退任)創業よりハーラン・エステートの醸造責任者を務めるボブ・レヴィと夫人のマーサ・マクレランの参画で脚光を浴びたスローンも、処女作の醸造責任者はマーク・オーベール。師匠のヘレン・ターリーがそうであったように彼もまた、ブルゴーニュ系を主とする自らの"AUBERT Wines"へと専念すべく、2006年前後を境にボルドー系クライアントの大半から身を引く。(余談ですが、実は結構変わり者だとか...その気難しさから「カリフォルニアのマダム・ビーズ・ルロワ」と呼ばれるヘレン・ターリーに対し、意に介することなくモノ言える数少ない人物と聞きます。加えてMr.Pにも)
※2023vtg:リサ・ペロッティ・ブラウン100点(マスター・オブ・ワイン/ワインアドヴォケイト元編集長 現The Wine Independent)