《ブリリアントミステイク》 カベルネ・ソーヴィニヨン “ナパ・ヴァレー”

■味わいと謎が謎を呼ぶヴィンヤード
カベルネソーヴィニョン97%＋プティヴェルド3%の品種構成。フレンチオーク100%樽熟成×22か月。(新樽比率65％）大勢が抱くナパヴァレーの「らしさ」が存分に発揮されたリッチな酒質を持ち、口の中では力感に溢れます。パワフルでありつつもクラスターがきめ細やかにこなれているおかげで、のど越しはスムース。酸との釣り合いも良好であり甘さを残す過熟感はありません。「スタイリッシュワイン」の思いを膨らませてくれるモダンスタイルの仕立てです。
ヴィンヤードの具体名はあえて明かされずにいますが、オークヴィル、ラザフォード、セントヘレナ、プリチャードヒルといった第一級小地区のグロワーによるものと報告されています。また、その使用比率はヴィンテージ毎に変化し、2019年は一層と出来の良かったラザフォードとセントヘレナの二つを採用。「畑名を明かしてはいないが、ナパ・ヴァレーの最良畑から選び抜いた最も良好な葡萄のみを使用している。」とも述べられます。

■輸入元報告ではベクストファー使用と...
2013ヴィンテージの処女作と2年目は、スタッグスリープ・ディストリクトとラザフォード産。輸入元によると、PNVオークションで高額落札された3作目からは、ト・カロン -To Kalon-やドクター・クレーン -Dr. Crane-といったパーフェクト評価常連ヴィンヤードを所有するベクストファー -Beckstoffer-の果実(しかも3つの有名畑)が使用されているとの報告です。資本力のみならず、信用と人間関係が欠ける中では契約できないと言われるベクストファーだけに、3年目でその域に達したブリリアントミステイクについては「離れ業」とも述べられます。

■ワインメーキングはアトリエ・メルカ
ナパ・ヴァレーのカルトワインを手掛ける醸造家として、上位五指には必ず挙げられる一人がフィリップメルカ -Phillipe Melka-。同様のポジションにいるトーマス・ブラウンやアンディ・エリクソン -Andy Erickson-がそうであるように、メルカもまた会社組織である「アトリエ・メルカ」としてクライアントから醸造を請け負う。ブリリアントミステイクの醸造を担うメイヤン・コスチスキ -Maayan Koschitzky-は現アトリエメルカの一員。ダラ・ヴァレ -Dalla Valle-、スクリーミング・イーグル -Screaming Eagle-の醸造チーム参画を経て、現在は「フィリップ・メルカの片腕」と言われる才腕家である。

【品種構成】カベルネソーヴィニヨン97%, プティヴェルド3%【原産地呼称】ナパヴァレーAVA｜Napa Valley【タイプ】[赤] フルボディ Full【内容量】750ml