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「最も偉大な畑」(“The Greatest Vineyard”)と述べられる選ばれし天空の極狭小区画からグランクリュに双璧とされるピカイチの熟成価値。カリフォルニアを代表する優美かつ正統的ピノ。愛好家には是非とも触れて頂きたい一本です。 《マウント・イーデン》 ピノ・ノワール “エステイト” サンタクルーズマウンテンズMount Eden Vineyards Estate Pinot Noir Santa Cruz Mountains
「随一のテロワール」と評される時も度々の畑 例えば、「マウント・イーデンこそが最も偉大なヴィンヤードではないか?」と述べる人物がジェームズ・ラウビー。(ワインスペクテイター誌シニアエディター:James Laube)欧州の御大ヒュー・ジョンソン氏は、「シリコンバレーを見下ろすサンタクルーズの光景は一見奇妙ではあるが、ここから生み出されるワインは極めて素晴らしい。」なる旨述べます。 画像左は、サンタ・クルーズ・マウンテンズ山並みの頂上付近に広がる葡萄畑からの光景です。(撮影のむら)マウント・イーデンのエステイト・ヴィンヤード(自家畑)は、サンフランシスコから車で南下すること一時間弱、サンタ・クルーズ・マウンテンズAVA(以下S.C.M.)の中心に程近いサラトガの西に位置します。標高600m前後の山頂付近に広がる畑は、特異な立地故に僅か16ha程に過ぎません。ヒュージョンソンが述べるようにちょっと奇妙な光景.... ■ 詳細は【Mount Eden Vineyards一覧】をご参照下さい。こちら>>
《マウント・イーデン》 ピノノワール “エステイト” サンタ・クルーズ・マウンテンズ 「ニュイ銘醸のベクトルに重なる州内トップクラスのピノノワール」 かねてより定評ある高い熟成能力。ことその点においては北米の頂点にあるピノと称しても差し支えないでしょう。然るべく年月を経れば、まざまざとそのポテンシャルを見せつけます。瓶底に沈殿した澱を取り除き、上澄みのみを戴けばまさに至福。甘味を排した果実感、釣り合い良好な酸の縁取り、柔らかな酒肉。若くしても優美なワインですが、経年により果実感が落ちた頃合いには、酒肉のち密さにブーケの複雑感が増し、旨み伴う岩塩の含みを持つ艶やかな風味も楽しませてくれるなど官能性が一層と高まります。既存の格付けに依存するだけのなんちゃってグランクリュでは到底太刀打ちできません。 とは言っても、各批評家の高い評価は、随分と先にある高原期を見据えてのことばかりでも無いでしょう。リリース前の試飲ロットに対しても以下の様に述べられます。 ▼ ロバート・パーカー氏のコメント 「このフルボディのピノノワールは、オークの香りに頼られた他のものとは一線を画す。シルクの様に滑らかなタンニン、深い感銘を与える華やかさと美しさ、ミネラル感を伴うピュアでエレガンスな酒質は称賛に値する。4-5年寝かせた後から12-15年以上に亘り飲み頃が続く。」 ▼ ジェイムズ・ラウビー氏(ワインスペクテイター誌シニアエディター) 「風味に富むハーブ、アニスのニュアンスを伴うドライチェリーやベリー類、ミネラル感にタバコの葉。深遠であり充実感と複雑性に満ち、余韻には堅めのミネラルとタンニンが表れる。」 長い飲み頃期間はパーカー氏のコメントにも示され、ラウビー氏は長期の熟成に必須とされるファクターにも言及しています。(堅めのミネラルとタンニン) ▼ スティーヴン(ステファン)・タンザー氏 「照りのある赤い色調。苺とラズベリーの砂糖漬け、ポプリ、ミネラル感のあるブラッドオレンジを想起させるセクシーなアロマ。しっかりとしたミネラルを核に持ち、ジューシー且つ酸味に色付けされた赤いチェリーの芳香よりもたらされる優雅な味わい。極めて鮮度に優れたエレガントなピノ。ヴォルネイの上級格を想起させる。」 “上級ヴォルネイ”ですか...最高額ヴォルネイの一つにコシュ=デュリがありますが、どちらに軍配が上がるか?一本槍のブルオタにブラインドで試したいものです。 期せずして三者の全てに「ミネラル」と記されますが、この点もまたマウント・イーデンの「らしさ」と言えます。 ■ アカデミックな切り口からも重要な畑 2006年第3回米仏銘醸決戦において、1976年の第1回開催から30年を経た1971年産をもってしてもリッジモンテベロが第1位に輝いたよう、長期熟成能力に特色付けられるサンタ・クルーズ・マウンテンズの産出。石灰質を含有するミルフィーユ状の薄く多層な土壌がそうさせるのか、はたまた未知の要因があるのか。当地の神秘性は様々な角度から探求される中、とりわけピノに関していえば、重要な舞台となった先がここ。現ソノマ在住のメリー・エドワーズ女史がクローンの違いに着目し、優良選抜を経て分岐種を体系化した先がMt.イーデンのエステイトヴィンヤードでした。 「若い頃は堅く閉じている」と評されるMt.イーデンのカベルネ。ピノもまた、在米の権威(WSETディプロマ)により「20年程を経た時、一部の高名なブルゴーニュ特級に互角若しくはそれ以上の結果を表す」とも評されます。 醸造は古典的なコートドールの手法を踏襲|100%天然酵母発酵|新樽75%+一年落ち古樽25%熟成|清澄濾過無し 推奨のピノとして外せず、セラー所蔵したい代表的マストアイテムでもあります。 【品種構成】ピノノワール【原産地呼称】カリフォルニア州>サンタ・クララ郡>サンタ・クルーズ・マウンテンズAVA|Santa Cruz Mountains, Santa Clara County, California【タイプ】[赤]フルボディFull【内容量】750ml
【銘醸産出率世界筆頭地区】サンタ・クルーズ・マウンテンズ -Santa Cruz Mountains- 例えばナパとSCM... 「絶対数」で劣るとはいえ、「比率」ともなれば話は別です。有名銘柄の数で圧倒的優位なナパ・ヴァレーですが、それは造り手の数に優るが故。SCM地区からは、少ない造り手の数に見合わぬ高い比率で名品が産出され続けます。マウント・イーデンの"エステイト"3種(ピノ、カベルネ、シャルドネ)、リッジ "モンテベッロ"、ヴァーナーのブロック名ワイン、リース -Rhys-等々。まさしく産地特性の恩恵でしょう。30年超の古酒をもってして、モンテベロが1976ジャッジメント・オブ・パリ30年記念テイスティングにおける総合第一位に輝いたように、その具体的一例は、秘めたる長期熟成ポテンシャルにもあります。マウント・イーデンもまた同様であり、カベルネは「若いうちには堅く閉じている。」と評され、ピノは在米の権威(WSETディプロマ)により、「20年近くを経た時に、トップクラスのブルゴーニュ・グランクリュに準じた熟成結果が表される。」とも評されます。
リッジと共にサンタ・クルーズ・マウンテンズ地区を牽引するマウント・イーデン。但し、ここの歴史と伝統、畑の存在意義においては、かのリッジさえも比肩するに値しません。※理由は造り手ページ参照 >>