
「キング・オブ・ナパ」と言えばケイマス。 その真骨頂といえばもちろん「黒葡萄の王」カベルネ・ソーヴィニヨンであり、カリフォルニアワインを語る際には欠かせぬ代表格として、多方面よりあまたの礼賛を受け続けます。

そんなケイマスのピノ・ノワール部門が《ベル・グロス》
創業の母を偲び手掛けられた“特別なCAYMUS”であり、まさにゴージャスと言うべくたっぷりの味わい。濃厚フルボディ・エネルギッシュ完熟ピノです。
▼ 今度は三種そろい踏み!(正規輸入初)

《ベルグロス》 ピノノワール 単一畑×3種 1) デイリーマン -DAIRYMAN- 2) ラス・アルツラス -LAS ALTURAS- 3) クラーク&テレフォン -CLARK & TELEPHONE-
【生産者概要】ケイマスのピノ・ノワール専科。ケイマス創始者チャーリー・ワグナーの奥様にして、現当主チャック・ワグナーの母、ローナ=ベル・グロス=ワグナーが命名由来。 ワイン生産者である前に栽培家であり続けた血族らしく、「房や実が均一に成長しそうにない時は、集中的に剪定や摘房を行う。」と述べられる。結果として未熟な果実は省かれ、凝縮した果実からは、濃潤で深みのあるワインの実現を可能とさせる。 故ベル・グロスの孫、ジョー・ワグナーが直々に醸造。 一族の始祖を偲ぶ想いに併せ、1880年代からナパに続く伝統一家の名を汚さぬ姿勢が伝わる。
“Distinctive Pinot Noir from some California's top vineyards”(州内上級畑からの特徴的なピノノワール)・・・・・・その様なテーマに沿い、ベルグロスがフォーカスするは「カリ・ピノ四大産地の代表的三地区」限り。ソノマ|モントレー|サンタ・バーバラの各カウンティ(群)を更に三つのエリアに絞り、その数に応じた銘柄が手掛けられる。(以下各畑名)
1) デイリーマン:ソノマ群>ロシアン・リヴァー・ヴァレー地区(AVA)
【味わい】色調は深い赤。桑の実や赤黒いベリーを彷彿とさせるアロマに、口中ではベーキングスパイス、香辛料、コーラ、ナツメグ、バニラの風味。実態感のある味わいであり、大胆に熟れたクランベリー、プラム、アメリカンチェリー、苺にココアやイチジクの含みも伴う優雅な一品。
【産地概要】ソノマの中でも、ピノを始めとするブルゴーニュ品種の州内最高産地に属す畑。そこから生まれるピノに特徴的な一つが、アラスカから南下する寒流の作用を得た明るい酸と、午後の豊かな陽射しがもたらす暖かな果実感のバランス。とりわけデイリーマンが位置するRRV地区の南部には果実に成熟味を表す沖積土壌が広がり、また、RRVの産地特性を象徴する水捌けに長ける土壌組成、“ゴールドリッジ”もあいまって、より一層と濃潤なピノを実らせる。 DAIRYMANとは「酪農家」の意。かつてこの地が酪農場であったことに由来。
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※) テイラーレーン:ソノマ群>ソノマ・コーストAVA>フリーストーン・オクシデンタル地区
【産地概要】ロシアン・リヴァー・ヴァレー(RRV)に対抗するピノの上級産地、ソノマ・コーストにあっても三大有望小地区の一つ、フリーストーン・オクシデンタルに位置する畑。太平洋沿岸から10km弱の至近にある為、大半のRRVよりも一層と冷涼。辺りは縦横無尽に伸びる丘陵地帯。粘土質を避けたいトレンド最前線の造り手達が集まる。ウィリアムズ・セリエムが用い加州初の100ドル超ピノを生んだ“スーマ・ヴィンヤード”と、リトライやリヴァーズマリー御用達の“ティエリオット”は隣の畑。その向こうはレッドカーの自社畑。※現行輸入無し
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2) ラス・アルツラス:モントレー群>サンタ・ルシア・ハイランズAVA
【味わい】深遠なガーネットの色調。野性的とも言える黒系のベリーやチェリー類、熟したプラム、アニス、キャラメル、カカオの香。口中ではダークな色調の果実感に、ラベンダー様な花の香に針葉樹や下栄えの趣きも加わる。総じて味わい豊かな一連にあって、赤と黒のコントラストが際立つ1本。
【産地概要】「カリフォルニア版ラターシュ」の象徴産地、モントレー郡サンタルシアハイランズ(SLH)。当地で最も有名な畑と言えばピゾーニ -Pisoni-だが、その等高稜線上で最も近くにある一つがラスアルツラス。その向こうにシエラマー(※)と続く。(※ゲイリーズ・ヴィンヤードの共有者としてピゾーニと盟友関係にあるゲイリー・フランシオーニ所有のSierra Mar) SLHの中ではモントレー湾口から最も遠いところに位置する為やや温暖気味だが、山並み高所のロケーションがそれを相殺する。斜面下の温泉が地熱を保つとも言われるが、それが示すユニークな土壌も特色。
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3) クラーク&テレフォン:サンタ・バーバラ群>サンタ・マリア・ヴァレーAVA
【味わい】鮮やかなルビーレッド。黒系のベリーやチェリー、シナモン、ナツメグ、キャラメルの香りから、口に含めば花々に完熟したラズベリー、苺ジャム、ジンジャーブレッド、キャラメルがかかるクリームを思わせる風味。肌理細やかに熟れたタンニンと豊かな果実味が長く余韻に響き渡る深みのある味わい。
【産地概要】「ブルゴーニュに対する加州南部の反撃拠点」とヒュー・ジョンソンが述べるサンタ・マリア・ヴァレーに所在。命名由来でもある二つの通り、クラーク・アベニューとテレホン・ロードが交差する辺りに位置しており、サンタマリア川が侵食した谷に沿い、太平洋からの冷気が流れ込む。その様な微気候に抱かれる当該畑の周囲には、ソロモンヒルズ、ディアバーグ、シエラマドレといったサンタ・マリア・ヴァレーでも屈指の有名畑が集まる。「カリ・ピノの宝」とも言えるマルティニ・クローンは1972年からの自根栽培。歴史的見地からも重要な要素を備える。
● カリフォルニア屈指の濃厚フルボディ・ゴージャス・ピノ
【品種構成】ピノ・ノワール【原産地呼称】上記参照【タイプ】[赤] フルボディ Full【内容量】750ml |
世界に広く認められる高い品質をもって、ケイマスのカベルネが不動のステイタスを確立するとは広く知られるところでしょう。ロバート・パーカー氏(最高評価5つ星)にヒュー・ジョンソン氏(最高評価4つ星)も、卓越のポジションに推し続けます。また、特筆すべき一点が、毎年末恒例、“The TOP 100”(年間百傑)における獲得タイトルの数々。ワインスペクテイター誌による批評対象数万点の中から、一年間に唯の一本のみが戴冠を許される「ワイン・オブ・ザ・イヤー」の称号を、複数回に及び授けられたワインは、世界広しと言えどケイマスをおき他に存在しません。
■ 進化するナパのトップ・エステイト
現在のケイマスはナパ以外でもワイン造りを進めます。 ベルグロス(ピノ)、メールソレイユ(シャルドネ)、コナンドラム(世界でここだけのワイン)等々。 更には、それぞれの「魔味」に病み付きとされた方のなんと多いことか... いずれも、独自色豊かなケイマス系ならではのリッチな味わいが特有的です。
栽培家として歩んだ歴史から、原則としてケイマスの各種はエステイトワイン。(自社畑元詰め) 然るにテロワールを尊ぶ姿勢の表れでもあるでしょう。高まる人気と各種の大成には、一例として「輪作」と呼ばれる農業一家ならではの栽培手法を導入するなど、独創的な着眼点と確かな根拠が備わります。また、各レーベルの間には、それぞれの産地特性に応じた葡萄品種の区分けが図られ、ルーツ(ナパ)の性格に重なるばかりではありません。
▼ 「ケイマス系ならではの“魔味”」は以下よりどうぞ。







濃厚フルボディ・ゴージャス・ピノ (3本輸入元合計価格23,400円/税込25,272円)
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