オールドスパーキーと共に現代カベルネ・シーンの頂点に君臨する“CCS” 〜史上初二大メジャー・ダブルフルマーク達成銘柄〜
《シュレーダー》 カベルネソーヴィニヨン “CCS” ベクストファー ト・カロン ヴィンヤード, オークヴィル, ナパ・ヴァレー
各種命名は異なれど、シュレーダーのカベルネとは全てがベクストファー×100%のカベルネソーヴィニヨン×100%。約20ヶ月の樽熟成ではダナジュー(Darnajou)、若しくはタランソー(Taransaud)のいずれか又は双方を採用。とりわけト・カロンの果実に対するベクストファーは、各分岐種に栽培ブロック毎の区分けを図り、併せてそれらクローン毎の固有性に着目するシュレーダーにあっては、それぞれのロット管理を個別とすることでワインにも余す所なく特異性を反映させています。
【CCS概要】カベルネソーヴィニヨンの優良選抜株#4と#337に特化された[C1]と称す区画より構成。そこに特色付けられる力強い男性的酒質は#4の性状にちなむと言われる。命名はフレッド・シュレーダーの妻、キャロル・コールズウォーシー・シュレーダーの頭文字より。
【トーマス・ブラウンのコメント】「全てのワインメーカーが夢見る理想的な生育期を送り、小粒に凝縮された質の高い果実が得られた。この年のCCSは、ブルーベリー、ブラックベリー、カシス、ジャスミンといった芳しいアロマに満ち溢れ、加えてほのかな黒鉛など複雑感あるノンフルーツ香も。味わいは贅沢で口中で爆発するかのよう。男性的で力強いタンニンを持つCCSならではの持ち味が発揮されたヴィンテージ。威風堂々とした骨格、際限ない程の豊かな要素はそれぞれが精緻でありつつ釣り合いが絶妙。シュレーダーを代表するCCSらしさが体現されている。」
【ロバート・パーカーのコメント】「シュレーダーの中にあって、私が好む一方がCCS。(もう一つはT6) ブラックベリー、カシス、杉の木、木炭、黒鉛、白い花々の香りは見事なまでに甘美。質感の良いタンニン、偉大とも言えるテクスチャー、雄大な体躯、圧倒的な存在感はまさしく傑作と称するに似つかわしい。優雅な感を抱かせるあらゆる要素がこのワインに内在する。」
【真の究極畑】カベルネ愛好家にとって垂涎の珠玉、ベクストファー “ト・カロン” ヴィンヤード”より
〜 「今世紀のみで30超もの確定RP100点」を実現させた世界最多のパーフェクト・ボルドー系輩出源 〜 “ト・カロン”の意は「究極の美」。風景(美)のみならず産出ワインの質にも「究極」が導かれ、その名を冠するボルドーワインとは、はなはだしく型破りな評点を有力媒体上で立て続けとします。
【ワインアドヴォケイト評価】 ━シュレーダー×19+他×10超=計30超の究極評価━
それは確定パーフェクト『のみ』の数であり、暫定RP100履歴を有するもの(後に更新)に準パーフェクトをも含めればその数軽く40以上。(2019/12現在) ベクストファー "ト・カロン"を対象とするWA誌におけるレイティングは、2001ヴィンテージのポール・ホブス(Paul Hobbs)より開始されました。ひいてはシュレーダーに際しても等しく。偉業の樹立に要した期間が今世紀『のみ』に集中するという驚愕の輩出率が示されます。
【ワインスペクテイター誌評価】二大有力媒体の一方WS誌上においては、創刊以降三十数年に亘る批評対象にあって、US産のそれが100,000超。十数年に亘りWS99を頂点とする中、厚い壁に風穴を開け、歴代初となる究極CABを現実化させた造り手もシュレーダーでした。しかもそれは「同一年号で一挙2銘柄」にも及ぶなど、突出の実力が証されます。 ボルドー系に留まらず、あらゆる品種を対象としたところで結果は変わらず。
【べクストファー ト・カロン ヴィンヤード】 -Beckstoffer To Kalon Vineyard-
ナパ・ヴァレーの要所に幾つもの畑を擁するベクストファー家の所有。中でも旗頭となる一画がト・カロンであり、その所在はナパの有力サブアペラシオン、オークヴィルAVA。ナパを南北に貫くR29号線の西側に位置しており、周囲にはハーラン・エステイト、ハイツのマーサズなど銘醸中の銘醸畑を望む最高峰小地区に属します。ト・カロンとのパートナーシップは成功が約束されたかのようなものでしょうが、引く手あまたであるだけに誰もが可能とするほど容易である筈もなし。渡る先には、他でも卓抜の成果を上げる実力者ばかりが並びます。
■ パーカーポイント98点 (ロバート・パーカー監修ワインアドヴォケイト)
The Wine Adovocate 30th Oct 2018より:Deep garnet-purple colored, the 2016 Cabernet Sauvignon CCS has exuberant notes of plum preserves, baked blackberries and warm cassis with notions of cedar, pencil lead, Indian spices and Sichuan pepper plus a touch of rose hip tea. Very firm and structured in the full-bodied mouth, the palate is laden with tightly wound black and blue fruit layers, lifted by an exciting line of freshness and finishing on a lingering perfumed note. Drink Date 2021-2048 Rating 98
【品種構成】カベルネソーヴィニヨン100% Cabernet Sauvignon【原産地呼称】カリフォルニア州>ナパヴァレー>オークヴィルAVA|Oakville, Napa Valley, California【タイプ】[赤] フルボディ Full【内容量】750ml |