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【クロ・デュ・ヴァルの真骨頂、熟成古酒も蔵出し限定入荷】 「'76年パリ事件」ことジャッジメント・オブ・パリ(パリスの審判)から10年後のリターンマッチでボルドー代表格付けシャトーを返り討ちに合わせ,世界No.1の称号を手中に収めた現在進行形の伝説 《クロ・デュ・ヴァル》 カベルネ・ソーヴィニヨン “ナパ・ヴァレー”|”スタッグスリープ・ディストリクト” (SLD)Clos du Val Winery Cabernet Sauvignon Stags Leap District, Napa Valley 750ml
■ クロ・デュ・ヴァルを語る上で欠かせぬ出来事が、通称「1976年パリ事件」に端を発し10年後に行われた「1986年リターンマッチ」で五大シャトー含むボルドー銘醸を返り討ちに会わせた伝説
芳醇な風味、豊かさと共に引き締まりのある体躯、複雑性に調和のある味わい、品格のある酒質。それらが象徴するクロ・デュ・ヴァル・スタイルは今なお健在です。世には「昔の名前で出ています」的なものもありますが、クロ・デュ・ヴァルに対してはそんな懸念も無縁。近年も、1998、1999、2002年と4年間に3度ものワイン&スピリッツ誌選「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」(※)を献上されるなど、今もって卓抜の品質はお墨付きです。(※現地ソムリエの指南書として通る有力媒体W&S誌が一年に一度発表する年間最優秀生産者) この度のご案内分には、スタンダード版と上級格二種の現行年号のみならず、クロ・デュ・ヴァルがクロ・デュ・ヴァルたる由縁、熟成古酒も含まれます。(直近蔵出し)
《クロ・デュ・ヴァル》 カベルネソーヴィニヨン “ナパヴァレー 1993 / 1995 / 1996 / 2002 クロ・デュ・ヴァルの真髄。貴重な上級年号の熟成古酒に直近蔵出し実現(輸入元表リスト掲載無し・限定裏アイテム) ■ コンディションに安心の直近蔵出しワイナリー・ライブラリーヴィンテージ オールドヴィンテージを選ぶ際、入手経路に注意を払う必要は知られるところでしょう。世には、「あの怪しいワイン、あのショップが買ったのか...」といった例が少なからずあります。(二次流通品他、フェイク品と思しきものも) 対してこちらは、ワイナリー公認正規エージェント、J社扱いの蔵出し品。(東証一部上場企業) ワイナリーが意図して冷暗カーヴに長く静置を続け、2017年の暮れに満を持して出荷されたライブラリーヴィンテージです。熟成古酒を得る際には理想的な過程を経た直近の蔵出し分につき、コンディションにもどうぞご安心下さい。 ▼ 年号概要 【1993年】比較的温暖な冬、湿度のある暖かな春を経て、8月中旬に一時的な高温があったものの夏は例年よりも涼しめ。長い成熟期を過ごした恩恵を得て、釣り合い良く美々しいエレガントな酒質が特色。 【1995年】春の訪れは比較的早く、発芽から開花にかけては理想といえる穏やかな気候。果実の生育に好ましい涼しい夏を経て、9月上旬には気温上昇により成熟が加速された。90年代ナパを代表する良年に挙げられる。 【1996年】収穫目前の9月中旬から末にかけて気温が下がったおかげで、果房ハングタイムをさらに延長することを可能とし、果実には種々のファクターが凝縮された。エレガンス且つ秀でるバランスを特色とする。 【2002年】2000年代で最初に訪れた稀有のビッグイヤー。4月初旬の霜と5月の長雨で心配されたが、後に理想的な夏を過ごした。過不足の無い安定した気候は収穫期まで続き、豊満且つ骨格を備えた凝縮味のあるワインに仕上がった。 クロデュヴァルのような長期熟成能力に秀でるワインとは、1997年のような暑い年は美質を映し出すに不向きとされます。相対して好ましいヴィンテージが冷涼な年。例えば1995年とは、パーカー好みの1997年に重ならぬ魅力を持つ収穫年であり、とりわけ長期熟成能力に定評備わります。熟度に特色付けられる2007年は、2010年辺りから随所で「馬脚を現した」と囁かれるなどして、今では長期熟成に不向きであったとの認識もある年。片や、影響力のある批評家が青っぽいピーマン香を苦手としたことから当時は酷評された1998年も、やがては見違えるほど美しく変貌を遂げ、後年それを買い戻しに走った有名ワイナリー・オーナーもいます。(ちなみに自身も1997と1998のナパCAB飲み比べで実体験済み) 経年により美形が劣化するように、その逆もまた然りとは人間にも当てはまることでは?かねてより高いph値のワインはそのような結果を招くと予言したジョエル・ピーターソンのようなサイエンティスト出身醸造家もいました。1995年とは、その言葉に沿うように、1997年を境として向こう暫く続いた過熟ブームの到来前。1995年同様の傑出年に1994vtgがありますが、相当数のRP100点発表も手伝い、1995年の相場よりも高額です。そういった根拠を重ねた上で、「90年代の熟成ナパCABを選ぶ際はどれが狙い目?」と探る時、往々にして挙げられるヴィンテージが1995年。然るべく酸の恩恵から風味に富むワインが多く、素晴らしい美点開花に魅せられた実例に事欠きません。 【品種構成】カベルネソーヴィニヨン主体 Cabernet Sauvignon, 他メルロー Merlot, カベルネフラン Cabernet Flanc, プティヴェルド Petit Verdot等【原産地呼称】カリフォルニア州>ナパ郡>ナパヴァレーAVA Napa Valley, California, USA【タイプ】[赤] フルボディ Full【内容量】750ml
以下に季刊ワイナート誌掲載の記事があります。立花峰夫氏によるベルナール・ポーテ氏への取材後、同日同所では氏を囲むテイスティングランチが催され、私のむらも列席させて頂きました。(2016/09/28 帝国ホテル レ・セゾン) 1) Classic Carneros Chardonnay 20142) Classic Napa Valley Merlot 20123) Classic Napa Valley Cabernet Sauvignon 20134) 1,500ml Cabernet Sauvignon Napa Valley 19985) 1,500ml Cabernet Sauvignon Napa Valley 19866) 3,000ml Cabernet Sauvignon Napa Valley 1974 その際に供された銘柄が上記。年号を遡るに従い顕著となる、肌理細やかな酒肉に芳醇な熟成ブーケは圧巻です。80年代以前の各種は、来日に際しポーテ氏より賜与頂きました。その席で、伝説の1972年産に関し、氏は次のように述べています。「自分のもとに1972年は1本も残されていない。豪州に住む弟がかろうじて1本所有するが、『例え相手が兄で100万ドル出されても譲らない。』と言われてしまった。(笑)」さすがはスミソニアン博物館所蔵級のお宝。(1988年以前はStag's Leap Districtの原産地呼称が無い為、同地区産100%でもNapa Valleyと表記) 過去数度の米仏銘醸対決で脚光を浴びたナパCABは幾つかあります。それらの内、創設時の資本関係が今と変わらぬ生産者が、クロ・デュ・ヴァルとハイツ・セラーズ。初志を貫く上で、無縁のことでも無い筈です。70年代にリリースされた当時の若いワインが、近年のものと同じスタイルであったかを確かめる術もないとはいえ、現に76年エントリー組の中には、大手資本傘下に収まった2000年後半を境に、明白にモダンスタイルへと舵を切った先もあります。(親会社は「改革」と言うが正規エージェントも認める現実) 年月を経ても変わらぬクロ・デュ・ヴァルの様式美は、そういった背景もあってのことでしょう。一点豪華主義に陥ることなく調和に秀でるからこその、精緻な構成要素の知覚を可能とさせます。
▼ 以下クリックで拡大されます。(年表とベルナール・ポーテ氏の2016年来日時コメント)