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大陸きっての特級格×Ch.ラトゥール100%オペレーション 「世界で最も偉大なカベルネソーヴィニヨンの一つ。五大シャトーに等しい価値。」との評価を受ける偉大な真正グランクリュ格から、過去よりナパ筆頭に挙げられるソーヴィニヨンブラン 《アイズリー・ヴィンヤード》 ソーヴィニヨン・ブラン ナパ・ヴァレー
メドック格付け第一級(五大シャトー)・序列5位、ムートンのオーパス・ワン。 メドック格付け第一級(五大シャトー)・序列3位、ラトゥールのアイズリー。 人気では勝てない。 だけど玄人の支持ならば? 更に言うなら、アイズリーのようなソーヴィニヨンを造り上げるなんて、まず考えられません。
かねてより「ナパで三指に入る」と言われるシラーとソーヴィニヨンも擁すアイズリー。 「五大シャトーに等しい価値」と言われるカベルネに留らず、他品種でも同ジャンルの最上層に挙げられたり。そのあたりもまた、「偉大な真正グランクリュ」と称される所以でしょう。 とりわけこちらの1本は、ソーヴィニヨン・ブランの亜種にして、より華やかな 「ソーヴィニヨン・ムスケの頂点」と言われ続ける当の銘柄。替えのきかないワインです。
「偉大なワインと呼ばれるに必要な要素の全てを備えている。五大シャトーに等しい価値。もしもナパに格付けがあるならば、その序列筆頭に値する。」 (ロバート・パーカー) 格付けや醸造家の手腕を拠り所とするワインに一線を画し、「土地の力」より生み出される模範的な銘醸畑。 Ch.ラトゥールのオーナー、フランソワ・ピノーが切望した先とは、大陸きっての特級格、まさにこのアイズリーでした。 ロバート・パーカー&アントニオ・ガローニのテイスティング対談において、両氏が共に 「非の打ち所が無く完璧」と評したワインも、アイズリー・ヴィンヤードのカベルネ。 幾つもの新進気鋭カルトワイナリーとは一味も二味も異なり、如何に名の知れる醸造家が携わろうとも、ここにおいては然程大きく騒がれる事もありません。 仮にトニー・ソーター(※)のような権威であっても。 むしろその経歴が語られる際は、アイズリーに関与した過去を誇らしげとする感さえ抱かせます。(※1980-90年代のナパを代表する醸造家)
■シャトー・ラトゥールのオーナー、フランソワ・ピノーによる買収 Ch.ラトゥールの持ち株会社、アルテミス・グループの筆頭株主であるフランソワ・ピノーは、ラトゥールの最高経営責任権(CEO)をフレデリック・アンジェラに託します。(Jonata参照>>) アラウホとの買収交渉はフレデリック・アンジェラの直談判によるものと報じられ、それはまた数ヶ月に及ぶ執拗なまでの過程であったということです。 アロウホ夫妻が相当悩まれたとは当然として、契約締結に至った決め手は「永い将来に亘りこの偉大な畑を継承するならば、それはラトゥールとアルテミスこそが相応しい。」との結論から。 一つの畑を目当てに、ワイナリーもろとも買収する稀な事例でした。
《アイズリー》 ソーヴィニヨン・ブラン ナパヴァレー(アイズリー・ヴィンヤード100%) ▼ソーヴィニヨン・ムスケ(ソーヴィニヨン・ミュスケ:Sauvignon Blanc Musque) 広義のソーヴィニヨンブランにあって分岐種の一つ。それら数ある中から「香りが最も華やか」と言われる亜種がムスケ・クローンであり、その象徴的な香りには、メロン、イチジク、ハチミツ等が挙げられます。手掛けるヴィンヤードにワイナリーも決して多くはない中、かなりの確率で評価の高いワインを生み出し、そこにはハイド・ヴィンヤードのムスケを多用した頃のスポッツウッド(今は違う)、近年注目を増すシェアードノーツも含まれます。 新進気鋭生産者の作も広がる中、かねてよりその頂点にあるワインと多くの関係者に認識され、また、他の造り手からはベンチマークと見られ続ける銘柄がアイズリーからのもの。 一度飲めば、誰もがその傑出性に納得する筈です。 ▼各年のワインアドヴォケイトレビュー(202406現在2021年は未発表) ◎2019vtg:WA96点「白桃、マンダリンオレンジのピール、グレープフルーツ、スイカズラの素晴らしく強烈な香りがグラスから溢れ出し、ユズやパラフィンワックスの香りも漂う。美しくバランスに秀でる口当たりを持ち、豊富なミネラル感のアクセント、美しいサテンのような滑らかなテクスチャーがあり、香ばしく極めて長い余韻を残す。飲頃:2021-2031年」 発酵・熟成:ステンレス槽28%+コンクリートエッグ14%+フレンチオーク樽58%(新樽22%)×熟成12か月 品種構成:ソーヴィニヨンムスケ70% Sauvignon Blanc Musque, ソーヴィニヨンブラン30%
■ヴィンヤード概要2012年5月、バートとダフニーのアラウホ夫妻が来日(当時の所有者)。その際、アイズリー・ヴィンヤードにまつわる幾つかの話は興味を掻き立てられるものでした。(処:パークハイアット東京)アイズリーの所在は南北に長く延びるナパ・ヴァレーの最北深部、カリストガ地区の東側丘陵麓。一般的には「ナパのヴァレーフロア(谷床平坦部)で最も温暖な気候区分に属する」とされるカリストガですが、アイズリーを取り巻く不思議なミクロクリマの検証に際しては極めて奥が深いばかりか、解明に及ばぬ神秘の点も多々あるとのことです。 古い畑が多い界隈にあって、アイズリーの歴史は1884年に遡る。また、それに歩調を揃えるかのように、ナパの他地区にも増し、古樹の残存比率が高い辺り一帯(カリストガAVA)には、幾つかの銘酒を輩出する畑が知られる。 例えば1976年パリ事件ことジャッジメント・オブ・パリ白部門の覇者シャトー・モンテレーナの自社畑は、メドック格付け第二級のコス・デストゥルネルが買収を試みた先。(結局は物別れ) 優良選抜株の研究で名高いハロルド・オルモ博士の試験栽培拠点であったソラーリ・ヴィンヤードもそこに含まれる。 今、それらが関心を引かせる要因の一つが樹齢。 ナパを南北に貫くセントヘレナハイウェイ(R29号線)を北上すると、次第に道幅が狭くなると共に径の太い古木が目立つようになる中、アイズリーのそれも適齢期にある。(カベルネソーヴィニヨンの植え替えは1964年) 但し、成果の要因はそればかりに占められぬとは言わずもがなであり、加えて幾重もの要素が指摘される。 「畑の領域を流れる河川に加え、太古より繰り返された周囲の山並みからの流水に伴い形成された扇状地に位置することから、小石に覆われる表土は水捌けに長けると共に、その下の基盤土には種々の土壌組成が複雑に入り組むなど地質の影響は諸々に及ぶ。」とは、バート・アラウホ氏により述べられた要旨。加えて、「類稀なテロワールついては、解き明かされていない事ばかりである。」とも語られました。 “Eisele Vineyard”の名称は、1960年代にヴィニフェラ種の本格栽培へと着手したミルト&バーバラ・アイズリー夫妻(Miltand Barbara Eisele)に由来。畑の総面積を65haとしつつも、作付面積は五分の一弱となる14ha程。デメテール認証ビオディナミは1998年〜