Q：　机から落としただけなのですが、調子が悪くなってしまいました

A：時計は精密機械です、強い衝撃や間違った使い方が故障の原因になります、分解掃除を実施し、
出来るだけ優しく丁寧にお使いくださると寿命が長くなります。


Q：　内部から異音がします、普通に使っていただけなのに

A:歯車を始め部品の組み合わせが連なる時計の内部は、相互が複雑に繫がっており、そのつながりは
強い衝撃だけではなく、使用中のダメージが蓄積されて全体のバランスが崩れ故障に至ることもあります。
ムーブメント全体の調和をはかる分解掃除を実施し、ムーブメントに負担を掛けない正しい使い方でお使いください。


Q:　ガラスの内部に曇りが出ます、拭取るだけでは駄目でしょうか

A:ケース内に水分が入った為、内部の湿度が高まるとガラス内に温度差で曇りが生じます、
ケース内部に侵入した水分は乾燥しにくいため、ムーブメントへの影響を考え分解掃除による
抜本的な対処をお勧めします。ムーブメント内で錆が発生すると大変です。分解掃除後は防水性能に
注意して、水分をケース内に入れないように手洗い等の際は時計を外してお使いになったらいかがでしょうか。


Q：　精度が不安定です、以前より進む（または遅れる）ようになったのですが

A：時間が進むようになった際の原因はゼンマイ系のトラブルが考えられます、遅れは部品全般のバランスが
崩れて、不調になっているはずですので、分解掃除を実施してムーブメントの調和を図り解決してください


Q:　動いてはいますが、精度が不安定なのですが

A:分解掃除は実施されていますか？　機械時計の精度維持には、定期的な分解掃除の手入れが
必要です。潤滑油の性能寿命が長くなってきたので　3〜5年毎に分解掃除を実施するのが良いでしょう。
分解掃除をすれば精度調整もしてくれるので、精度は安定するはずです。もし安定しないようなら、
特定パーツの不規則摩耗等に起因するトラブルかもしれません、部品交換の必要が判明するかもしれません。


Q：　普通に動いているのですが、時計店で分解掃除を勧められました

A:機械式時計の使用には、メンテナンスとして分解掃除があるタイミング毎で必要です、
分解掃除に付いてはこちらを参照、動いている動いていないには関係なく、過度な使用による部品の
変則的な摩耗を回避する為にも3〜5年ごとにムーブメント内部が綺麗で、潤滑油が回った状態でかつ正確に
作動する調和のとれた状態に保たれるのが理想です。前回した分解掃除とのインターバルを考慮し適度な
タイミングでの分解掃除をご検討下さい。