著者:澤村 公康/小楠 健志
頁数:80ページ
◆内容紹介
この本の中には二つの世界が常に表現されています。目に見える世界と見えないインナーワールド。 ゴールキーパーは、ボールを触る機会が少ないポジションですが、ボールを触っていない時にこそ真価が問われます。 いいキーパーは、試合そのものも大切にしますが、試合前の準備と調査に時間をかけます。 キーパーは守りの要ですが、最も攻撃的なポジションでもあります。 キーパーは、運動能力はもちろんですが、会話をするポジションです。 シュートを止めるのは一瞬ですが、キーパーは常に全体を俯瞰して将棋指しのように10人を動かすポジションです。 という風に目に見える世界では、ゴールキーパーが活躍するのは試合の中で一瞬ですが、見に見えないところでは試合全体を動かし人間の能力全てを要求されるポジションです。 この本に書かれている体験と教えは、全ての人に当てはまる話でもあります。コミュニケーション能力、言葉の選び方、リーダーシップ、判断と決断の違い、良いチャレンジとは、思考、抽象と漠然、自分とは… ゴールキーパーというポジションを通して、澤村ワールドを堪能していただければと思います。
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