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コミュニティ・カレッジ 歴史と文脈/井口(藤本)千鶴【1000円以上送料無料】
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著者 | 井口(藤本)千鶴(著) | 出版社 | ブイツーソリューション | 発売日 | 2025年01月 | ISBN | 9784434352911 | ページ数 | 341P | キーワード | こみゆにていかれつじれきしとぶんみやく コミユニテイカレツジレキシトブンミヤク いぐち ちずる イグチ チズル |
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9784434352911内容紹介 |
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本書は、著者が40年以上にわたり断続的に蓄積してきた研究成果を3部構成にまとめ上梓したものである。研究対象として選んだアメリカのコミュニティ・カレッジは、誰でも入学できる地域の2年制公立短期大学で、高等教育機会の均等を理念的基盤として地域社会(ローカル・コミュニティ)で発展してきた制度である。その意味で、高等教育の無償化、地域間格差の解消が叫ばれる今日の日本社会にとって参考になるのではないかと思われる。 戦後日本の短大のモデルともされたコミュニティ・カレッジ(但し、当時の呼称はジュニア・カレッジ)は、日本に比べ公立の比率が高く共学で地域住民等による公的サポートも存在する。1970年代以降は、成人学生の比率が上昇し、リカレント教育の拠点、中高年向けの公民館的な役割も高まる。近年、短大の衰退、リカレント教育への関心の高まり、コミュニティ・スクールの広がりなどを目にする日本において、本書は学校教育、高等教育、社会教育について再考する示唆も与えてくれるのではないかと考える。 戦後80年を迎える今年、本書には6-3-3-2制のルーツをたどる意味も込めた。研究者はもとより、コミュニティ・スクール、大学教育、社会教育、生涯学習のあり方に関心を寄せる多くの市民の皆さんに読んでいただければ幸いである。大学図書館や公共図書館で読書会等に使うこともお勧めしたい。
※本データはこの商品が発売された時点の情報です。 |
目次 |
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第1部 コミュニティ・カレッジ法制史(カリフォルニア州におけるジュニア・カレッジ(コミュニティ・カレッジ)の創設と高等教育機会均等の理念/カリフォルニア州1917年法・1921年法とその背景―高等教育の平等と卓越の相克―/カリフォルニア州1960年法とその背景―高等教育の平等と卓越の調整― ほか)/第2部 コミュニティ・カレッジ論史(W.R.ハーパーのジュニア・カレッジ構想―米国コミュニティ・カレッジ史におけるハーパーの位置づけと評価―/A.F.ランゲのジュニア・カレッジ完成教育論とその基底理念―高等教育における平等主義と能力主義の葛藤―/コミュニティ・カレッジ中等教育論の系譜―アメリカ型高等教育概念の史的研究の観点から― ほか)/第3部 現代コミュニティ・カレッジの諸相(コミュニティ・カレッジにおける職業教育の発展とその要因/コミュニティ・カレッジにおける職業教育の新展開―生涯にわたる職業能力開発の動向―/コミュニティ・カレッジにおけるコーオプ(CO‐OP)教育―アメリカ短期高等教育における産・学・社の協力― ほか) |
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