【M号に変更になる背景】
・軟式球を硬式球の使用感に近づけることで、高校で硬式球に移行する上でのギャップを少なくする!
・硬球球とのギャップが狭まることで海外展開を含め、軟式球をもっと広めたい!
・軟式→硬式の対応の図式だけでなく、硬式から軟式に戻るケースにも対応しやすくなる!
【名称の由来】
・M=メジャー、硬球がメインの海外への普及を目指した名称に!
【こんな影響がありそうです】
試合でゴロの軌道がいつもと違う!
従来の軟式球では高いバウンドに対応⇒腰高の守り方でしたが、軟式球のバウンドの高さを抑制したM号球は硬式野球に近い低くて速い打球が多くなると予想されます。
また、現状のピッチングマシーンは新旧を混在して使うとコントロールが安定せず危険ですので、注意が必要です。
※新軟式野球ボール(M号)用のホイール(ローター)が必要となる場合があります。
球速が変わる?変化球が曲がる?
・縫い目の数が変わり、縫い目の形も硬球に近づけたことで、指にかかりやすく、投げやすいので球速が出やすくなりそうです。
・指によくかかるので、ツーシーム(打者の手元で沈むように変化する球種)系の変化球もより曲がるようになりそうです。
【具体的な変更点】
より硬式球に近づく
・新規格のボールは弾み過ぎるという指摘が多い軟式球のバウンドの高さを約15%抑制
・表面のくぼみ面積を増やすことで空気抵抗を減らし、変形しにくくすることで、飛距離アップを実現
新軟式野球ボール(M号)と現行の軟式野球ボール(A号)の比較
・大きさは同じですが、重さが約2g重くなります。
新軟式野球ボール(M号)と現行の軟式野球ボール(B号)と比較
・大きさが約2mm大きく、重さが約3g重くなります。

【外観】

画像左:軟式検定球A号 画像右:軟式検定球M号
表面のくぼみ面積を増やすことで空気抵抗を減少、さらに圧縮荷重を上げて変形エネルギーを押さえたことにより飛距離をアップ
新意匠効果のポイント(飛行性能に優れる意匠開発)
・ポイント1 縫い目の経常と数の変更(硬式と同じ入りの字を採用・88個から92個)
・ポイント2 全表面積に対してディンプル面積占有率の変更(70.2%から80.1%)
・ポイント3 消耗度合を判断するスリップマークを採用
【展開時期】
一般軟式は平成30年度全日本軟式野球連盟主催大会より使用予定。
中学軟式は平成31年度全国中学校軟式野球大会より使用予定。

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軟式野球ボール M号 一般・中学生向け メジャー ナガセケンコー 検定球
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軟式野球ボール M号 一般・中学生向け メジャー ダイワマルエス 検定球
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軟式野球ボール M号 半ダース 一般・中学生向け メジャー ダイワマルエス 検定球
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