
ボンジュール♪マダム中島です^^
今回は長〜く伸びたつるバラを
短く切らないで用土替えする方法に挑戦したいと思います。
用土替えはバラが眠っている寒い時期に行う作業です。
間違っても夏の暑い日になんかにやっちゃダメですよ!
暖地では12月中旬〜2月中旬くらい
寒冷地では厳寒期を過ぎ芽が動く前に行います。
※長尺苗の用土替えは中上級者向けの用土替えになります。
初心者や自信のない方は、
↓↓こちらの方法↓↓で行ってください。
年に一度、冬剪定と鉢の用土変え

まずは、枯れた枝や細い枝を切ってさっぱりさせましょう♪
切れないハサミで切ると、
切り口から枯れ込んだりするので
枝の整理や剪定は必ず良く切れるハサミで行いましょう^^
ちょっと高いけどこちらのハサミがおすすめです。
お洒落なハサミもいいけど、
やっぱりハサミは切れ味と耐久性が大切なのです!
手入れが悪くてさびちゃっても切れ味は最高〜(笑)

秋の病害虫は冬のうちにきれいにしましょう!
時期的に自然落葉してほとんど葉っぱはありませんが、
病害虫の出ている葉っぱは必ず取りましょう♪

こんな感じでしょうか?
枝は後からいくらでも切れるので
切りすぎないぐらいがいいそうです^^

ここからが大変!
トレリスから枝をはずしていきます

あっいたぁ!
この作業が終わる頃には五体満足ではいられそうにないです↓

近くを通りかかった山口さんに手伝ってもらいましょう♪
バラ栽培は楽しみながらが一番です。
大変な思いをして嫌いになったら嫌ですもんね^^

今回使用したバラは『ロング ジョン シルバー』という
一季咲きのつるバラです。
本当はトレリスにはあまり大きくならない
四季咲きや返り咲きのつるバラが最適だそうです。

実はこのバラは、福ちゃん(部長のお子さん)の誕生花で
去年の5月に植えてから一度も消毒をしてないツワモノなんです。
なんでも一季咲きのつるバラの方が
丈夫で何十年たっても元気に咲いてくれるそうなんです。
やっぱりお子さんのバラを選ぶなら
丈夫で枯れづらいバラを選ぶのが一番なんですね^^
こりゃ失敗して枯らしちゃったら怒られちゃうね(笑)

トレリスをはずして

これだけ育っていると鉢から取り出しづらいので
鉢の周りをトントンっと叩きましょう♪

たまたま近くを通りかかった山口さんに
鉢をおさえてもらって・・・

するりっ

いい根の張り方ですね^^
この鉢は店長おすすめの『バラ向き高品質スリット鉢』10号鉢です。
よく根が底だけにぐるぐる巻きになっていませんか?
それは根のサークリング現象といって、成長によくないそうです。
この鉢に植えるとサークリング現象が起きづらくなるという
ハイテクなプラスチック鉢なのです^^

細根をなるべく切らないように気をつけて土を崩していきます。

崩すのは、だいたい3分の1から半分くらい。
ポイント
大切なのは土の上と、下のバランスです!
根をたくさん切ってしまったり、
土を崩しすぎてしまった時、根が乾いてしまった時は、
枝を短く切り戻すと安心です。
(自信のない方や初心者の方は、1mくらいまで切り戻すとより安心です。)
※用土替えのあと、数日して枝が枯れ込んで来た時は必ず切り戻してください!

新しく植え替える鉢は、
『バラ向き ファイバークレー』の中でも手頃でシックなシリンダー型32cmのグレーです。
ハイテクなスリット鉢もいいけど、
お洒落な福ちゃんはこっちがお気に入りみたいです^^

鉢底に鉢底炭を引きます。
鉢底が見えなくなるくらいでも効果があります!
鉢底炭を敷かなくても、もちろんOK!
えっ?『鉢底炭ってどんな効果があるの?』
私もよくわからないので
↓↓↓こちらをご覧ください^^↓↓↓
『そこに置くだけ!鉢底炭』

サラサラっと培養土を入れます。
このサラサラで使いやすい培養度は、
バラの家店長がこだわりにこだわった
『バラの家 培養土 14リットル』

実は32cmシリンダー型ファイバークレーよりも
10号のスリット鉢の方が3cm高さが高いので
あまり鉢底には土を入れられないのです。
今回は4cmくらい敷きました。
(継ぎ目が土にもぐらないぐらい敷いてください。)

苗を鉢の真ん中あたりにいれて、

周りに培養土を適量まで足します。

ちょっと多いくらい培養土をいれたら・・・
鉢ごとかるくゆすります。
鉢が小さい場合は鉢ごとトントンと軽く落とします。
絶対に手やスコップで押し込んだりしちゃダメですよ!

おやおや、もとの土が出てきちゃいました!

こんな時はもう少し培養土を足してあげましょう♪
鉢の上から2〜3センチほどウォータースペースを空け
接ぎ口が土から出るようにします。
ポイント
(切り接ぎ苗の場合はテープが目印になります。
芽接ぎ苗の場合はテープがありません。)

鉢から水がこぼれそうなぐらい
たっぷりお水をあげましょう♪

水が引いたら・・・
もう一度たっぷりあげましょう^^
今回はウォータースペースが少なかったので
もう一回あげました。(通常は2回で十分です。)
合計3回たっぷりあげました^^

鉢底からお水がでてきました^^
水が流れ出てこない時は出てくるまでお水を足してあげましょう♪