ロイヤル・エア・フォース・ミュージック・サーヴィシーズの委嘱で2015年に書かれた作品。初演は同年4月11日、マンチェスターのロイヤル・ノーザン音楽カレッジで、ダンカン・スタッブズ指揮、ロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンドの演奏で行われた。
2015年は、1940年7〜10月までの間、イギリス上空に侵入したドイツ空軍機との間で繰り広げられた大空の戦い“バトル・オブ・ブリテン”の75周年にあたる。これには英連邦以外のパイロットも参戦したが、中でも有名なのは、ハリケーン戦闘機を駆って戦った“義勇ポーランド空軍”のパイロットたちだった。
曲名は、彼らの名場面を描いた絵画のポーランド語のタイトル“DRAGA DO NIEBA(天国への道)”の英語訳。音楽から青い大空をハリケーンが颯爽と飛行するシーンが浮かび上がってくるような音楽で、途中、ポーランド人だけで編成された303スコードロンのハリケーンがスクランブルのためにエンジンを始動させるシーンを楽器で表現する場面も盛り込まれている!
|