1961年4月18日、スイス南部のベリンツォーナに生まれる。イタリア、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院にフルートとピアノを学ぶ。その後、スイスのバーゼル音楽院に進み、フルートをペーター=ルーカス・グラーフに師事し、音楽教育学と音楽演奏のディプロマを取得。ロベルト・ズーター、ジャック・ヴィルドベルガーのクラスで音楽理論と作曲の修士号を、フェリックス・ハウスヴィルトのクラスでウィンドオーケストラ指揮法の修士号を得た。

フルート独奏者および室内楽のメンバーとして活動し、1981年のスイス・ソロ・コンテストで第1位に輝くなど、多くのコンペで優勝する。1989〜2006年、チューリッヒ芸術大学でウィンドオーケストラ指揮法の教授をつとめ、2001年以降、ルガーノ音楽院で作曲法と指揮法の教授をつとめている。2001年には、米ミズーリ州ケープジラードのサウスイースト・ミズーリ・ステート大学のコンポーザー=イン=レジデンスをつとめる。

1988年以降、スイス最高峰のウィンドオーケストラに列せられる“シヴィカ・フィラルモニカ・ディ・ルガーノ吹奏楽団”の音楽監督、指揮者として、数百回のコンサートを指揮。スイス国内はもとより、アメリカ、オランダ、スペイン、フランス、キューバなどから客演指揮者に招かれ、2011年には、イタリアン・スイス・ウィンドオーケストラ協会（OFSI）の常任理事をつとめる。

作品は、管弦楽、ウィンドオーケストラ、室内楽、弦楽、声楽、ピアノ曲など、多岐にわたる。ウィンドオーケストラのために書かれた『ブルー・ホライズン』、『ビザンティンのモザイク画』、交響詩『アルプスの詩』、交響曲第1番『アークエンジェルズ』などは、世界的な人気を博している。