エンジンオイルに使用されるオイルは上図のように大きく分けて3種類あります。
しかし、これらの分類は非常にあいまいであり、一般に開示される情報からは判別が困難でした。
これに対し、明確な基準をもって分類したのが アメリカ石油協会(API)によるベースオイルの分類になります。
アメリカ石油協会(API)が定めたベースオイルの分類の中で、グループ3〜グループ5に属するオイルを多くメーカーで FULLY SYNTHETIC OIL(全合成油、化学合成油、100%化学合成油) と呼んでいます。
【アメリカ石油協会(API)の規定により規定された分類】
APIの規定では、ベースオイルは5種類のグループに分類されています。AZのモーターオイルはグループ3以上を使用しています。
【グループ3とは 】高度に水素化分解処理精製を行うことで、純度を高め、優れた酸化安定性を備えたベースオイルです。さらにはPAO(グループ4)相当の高い粘度指数を兼ね備えた高性能のベースオイルであることから、一般的にVHVI (Very High Viscosity Index)や、全合成油、化学合成油、100%化学合成油、シンセティック等の名前で呼ばれます。