荒川 明は最初はやきもののコレクターより独学で陶芸を勉強し、29歳で作家として独立致しました。
最初は電気窯 灯油窯で焼成して来ましたが、本来の昔から焼成されてきた薪窯で志野 織部 焼締等をやりたいと あえて難しい完成比率の少ない方法で、質の高い作品造りをしたく浜松の奥座敷引佐町奥山に工房を移しました。
山あいの斜面を利用し、今まで研究してきた薪窯の形を独自のスタイルで自分で考えた窯の形に耐火レンガを積み1回で大、小、1000点程入る薪窯を完成させました。薪窯は年2回焼成しますが、薪の準備、窯づめ、焼成と非常に大変ですが、現在では簡単に電気窯や灯油窯 ガス窯で焼いてしまう様な、織部 天目 御本手(ごほんて)志野などの作品を数多く入れ 完成比率が悪い所を更に選抜して質の高い、作品を造り上げております。
土も自分で色々とブレンドし、志野土はもぐさ土の原土を買入れ、石臼で、餅をつくように、杵でつき、土造りを行っております。 |
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釉薬(色を付ける薬)は天然灰を薪ストーブで木を焼き、作った木灰で、わら灰は無農薬のわら灰で、他の材料も
天然材料にこだわり、人にやさしい焼物造りをモットーに製作しております。
是非使って頂ければ、荒川 明のこだわりが御理解頂けると思っております。
>>荒川 明のプロフィールはこちら
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▲ 薪窯正面 荒川 明が主に使用している薪窯で自ら造りました。荒川 明の主作品はこの窯で、薪窯で3昼夜、焼成されます。現在電気で焼かれる織部 天目もガスで焼かれる志野 御本手(ごほんて)などもこの窯で焼かれています。あえて難しい焼成方法で窯変(ようへん)した作品を完成させています。
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▲ 釉薬研究室で、荒川 明はここで、自分のオリジナル釉を研究し新しい焼物を創造しています。
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荒川 明の陶房は浜松の奥座敷 引佐町(いなさちょう)奥山で、大本山奥山方広寺の門前町の近くの自然豊な
山あいに有り、春夏秋冬が変わりゆく自然の風景を見ながら豊かな心を持ち、常に新作に情熱を持ち、やきものの
すばらしさを伝える為に、日夜作陶に励んでおります。
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▲ 奥山芸術の里. 荒川 明陶房前にて |
▲ 奥山芸術の里. 荒川 明陶房より東側の山並みを望む。 下の屋根はギャラリー |
荒川 明の作品はやきものの分類の中で陶器、磁器と分かれる中、陶器となり、天然の土よりできております。
焼物の土は全国やきものの産地でとれ、それを荒川流にブレンドし、作品に合った土肌にしております。
多くの完成した作品の中より、形、色、出来上がりの状態を見て選抜して、良い作品だけを選んでおりますので、
品質作品の仕上がりには絶対的に自信を持っております。
初めてお使いになる時ですが、窯の中で、1200℃〜1260℃という温度で焼かれておりますので、特別、必ず何かを
して使わなければならないと言う事はありませんが、土とか釉薬が長石という石を溶かして作られていますので、
土臭いとか、石の臭いがするとたまに言われる事があります。
土や、釉薬の種類により、臭ったりすることが、あるかもしれません。
その場合は、鍋に水を入れ、その中に作品を入れ、沸騰するまで火のかけ、5分位煮沸する事により臭いも消えます。
陶器は天然の土で出来ておりますので、息をしております。
ぐいのみは御酒が浸みこみますし、抹茶茶碗もお茶が浸みこみますので、必ず水洗いをし、乾燥させて下さい。
湯飲み、ぐい呑み等で汚れや、カビなどが発生した場合は、水洗いをして、市販されているハイター等の漂白剤に
1日〜10日ぐらい浸けこんでおけば、綺麗になります。その後1日は水中に浸けて水を時々取り換えて、
水洗いしてから、乾燥して下さい。
ぐい呑み 抹茶茶碗などしばらく使用しない場合は、使用後、水洗いをし、十分乾燥させて、木箱に入れて
保管して下さい。
食器棚に入れる場合も十分乾燥させて食器棚に収納します。
十分乾燥していないとカビが生える場合がありますので、お気をつけ下さい。
もしも、お気に入りのやきものが割れたり、口元が欠損した場合には「金なおし」という方法があります。
荒川明の陶芸ギャラリーにてお買い上げされた作品につきましては、荒川明が金なおし等の技術にて
無料にて修理させて頂きますが、まず、どの程度の割れか、写真を撮りお知らせ下さい。
あまりにも粉々では修理不可能ですので、御了解下さいませ。
修理は無料ですが、送料はご負担お願い致します。
●楽茶碗 縦にヒビ割れを修理 ●鼠志野茶碗 口元をぶつけて割れたのを修理
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