カヌレ成功の2大ポイント■オーブンをしっかり予熱予熱時も、天板も一緒に熱しておいたり、冷蔵庫で寝かせた生地はしばらく室温に置いておくことなどで、予熱したオーブンの温度が急激に下がることを防いでしっかり沸騰しました。
その際、オーブンの表示温度と、実際の庫内温度の差に注意してください。 スタッフのオーブンでは、設定温度と実測の温度では、実測の方が40℃も低いことがありました。 ■生地は必ず長時間寝かせる生地はすくなくとも一晩(6~8時間)から1日は寝かせてから焼成します。 生地がなじんで落ち着いてから焼かないと、焼成中に膨張しすぎたり、型から飛び出してしまい、失敗しました。 銅カヌレ型 失敗例とコツ■焼成温度が低すぎた高めの温度でぐつぐつ沸騰させないと、表面が先に固まり始めてしまうためか、型の下に溜まった蒸気の抜けるところがなくなって、生地を押し上げるように型からぐーんと飛び出してしまいます。
型から飛び出すようにはみ出した部分は型の中に戻らなくなるため、そのまま焼成を続けても、型の底になった部分にはほとんど焼き色もつかず、中を見てみると、気泡もできずに一面べったりとした状態になってしまいました。
※正常な場合でも、カヌレは焼成前半は一時膨張して、型からはみ出すくらいになることがありますが、後半になると自然に落ち着いて型の中に収まります。 ■生地を寝かせずに焼いてしまったカヌレの生地は他のお菓子に比べて、とても長い時間(一晩以上が一般的)寝かせて生地をなじませてから焼きます。
テストであえてこの寝かせ時間を省略してみた結果は。。。 見事に盛り上がって副ランド飛び出して戻りませんでした。
銅カヌレ型とテフロンカヌレ型 あなたはどっち派!?試作スタッフのオーブンでは、本来210℃~220℃で焼成するとちょうど良いところ、180℃でテスト焼成した時の様子です。 銅のカヌレ型は中身がほとんど飛び出してしまいました。それにしても壮観です。 テフロンのカヌレ型は?というと、少し飛び出したものの、焼成を続けるうちに収まって、特に失敗にはなりませんでした。
試作スタッフと検証スタッフが別々の環境でさまざまなカヌレを作り続けて、延べ50回は焼いたでしょうか。その中で、テフロン加工型が大失敗したことは殆どありませんでした。
銅カヌレ型では、このような見るも無惨な大失敗を何度も経験しましたが、それもほぼ「しっかり沸騰させられなかった」「すぐに焼いてしまった」ときだけで、自分のオーブンのくせ(実際のオーブン内の温度)を把握して、きちんとオーブンと天板の予熱をすること、しっかりと長時間寝かせることを守れば、レシピが変わっても、つくる人が変わっても、ほぼ失敗はなくなりました。
銅カヌレ型は、目をかけてあげれば最大の力を発揮するタイプ テフロンカヌレ型は、放っておいてもそれなりにデキるタイプ 同じ温度で同じ時間焼いて、同じようにみえるカヌレ。 でも食べてみてわかる「パリッと感」だけは、やはり銅カヌレ型に軍配が上がります。 カヌレにこの「パリッ」を追求したいなら、絶対に銅カヌレ型がおすすめです。
そしてカヌレのような伝統あるお菓子は、特別感と上級のイメージを抱いて、形から入りたい。銅の醸し出すなんとも言えない雰囲気を味わいたい、失敗するほど意欲が湧く。そんな方ならば銅カヌレ型以外におすすめはできません。
そんな面倒なことはいや、簡単に作りたい、そこまで本格は求めない。安定して適度な「カリッ」がお好みならば、テフロン加工がおすすめ! むしろとても安価で、安定して大きな失敗も少ない、カヌレ以外にも気軽にかわいい形を楽しめるという点ではテフロンの方が良さそうですね。
銅カヌレ型は4タイプ♪
銅カヌレ型 トール 今までの銅カヌレ型より高さを出しました。 高温で長時間焼くカヌレは、どうしてもできあがりのカヌレが縮んで小さくなりがちです。 お菓子屋さんのカヌレのような形には仕上がりにくかったのですが、型を高くして生地量を増やし、沸騰しても溢れにくく、焼き上がりの形も大変美しくなりました。
銅カヌレ型 大
大サイズのカヌレ型は、しっかりカヌレをいただく時に、お菓子メインでお茶を添えるという感じの存在感です。
銅カヌレ型 小
小サイズのカヌレ型は、おもてなしにピッタリ。お茶に添える小さなお菓子という感じです。
銅カヌレ型 プチ \ 新発売 / 気軽につまんでぽいっとお口に放り込める大きさながら、焼き上がりは銅ならではの本格的な香ばしさで、美味しさとかわいさの両方が楽しめます
銅カヌレ型で作る”型にぴったりレシピ?” |