水通しと地直しについて
■地直し(麻、綿 共通)
地直しは 生地の地の目を通す(織り糸の歪みを直す)ためと生地の縮みを ある程度整えるために行います。(リネンは特に縮みます)
色やアク、毛羽も出ますので 裁断前に必ず行いしょう。
地直しをせずに縫製をすると 完成後のお洗濯で 型崩れやツレ、縮みなどが起こりきれいに保つことができません。
レースやテープも お洋服など 頻繁にお洗濯するものに使う時は必ず一度お水に浸けて 縮みを整えます。
STEP.1
布帛の場合、お水に浸ける前に 横糸が 耳から耳まで切れずに引けるまで生地端から横糸を引く。(目打ちなどで引く)
生地のカットは ざっと切ってあるので 3,4cmは無駄が出ます。
横糸を引いて 長く出た縦糸は 1cmくらいにカットします。
これで 地の目がはっきり解ります。
STEP.2
お水に浸けます。
生地をたたんで 少しのメーター数の生地はタライを使ってもよいです。
大きなものは洗濯機やお風呂などでたっぷりのお水につけて下さい。
2,3時間〜半日程度浸けます。
アクや色が多く出る場合は 水を数回替えながら浸けましょう。
綺麗な水になるまで濯いだ方がよいでしょう。
ナチュラル(亜麻色)はリネンの元自然のカラーです。
水につけると淡い茶色い水になりますので透き通るまですすぐ方がよいです。
STEP.3
軽く手で押して水切りし、地の目を整えながら陰干します。
洗濯機の場合は2分ほど軽く脱水にかけて下さい。
(なるべく手で水を切った方がよいです)
STEP.4
半乾きの状態で アイロンをかけます。
横糸で地の目を通しているので解りやすく、地の目を整えてアイロンでシワを伸ばしてながら地直しして下さい。
■生地の裏表について
まず初めに、当店では外側を表にしてお客様に商品をお届けしております。
※インディゴ染めのデニムは他の生地に染料付着が起らないよう、中表で発送しております。
ニットも布帛も耳の真横にプチプチと穴が開いています。
写真のように耳の横にあり、表と裏で凹凸になっています
基本的には凸の方が表で凹の方が裏となります。(生地によっては反対の場合もございます)

※30/スパンは外表となります。輪の外側を表としてお使いください。
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