そんな中にあって、皆の期待(もちろん水の中でスタックするであろう期待ね)を背負って発進したJCJジムニー神奈川支部長の堀井号は、期待を裏切りあっさりとクリア。拍手喝采。おもわず川底から出てくる時にニコニコしながら「いや〜ウォーターブロッカーのおかげかな!?」と笑顔。
夜のキャンプ場では次々と堀井氏の元を訪れて「ウォーターブロッカーをみせてください」と、何度もボンネットを開けましたとの事。
この水をブロックするためのウォーターブロッカーは、以前堀井氏がロシアンラリー参加準備のためたまたま装着していたおかげで助かったとか。ロシアンラリーは渡河が大きく前年の参加後に尾上のアイデアで作られたアイテム。
いかにジムニーといえどもエンジンが水を吸ってしまえば、そこで終わりだ。特にJB23ではエアクリーナーの吸い込み口が、ボンネットグリルを通過した際の水を吸い込んでしまいやすい構造。今回こんな水がある場所を走る想定はしていなかったが、このウォーターブロッカーを装着していたおかげで突然の川渡りも事なきを得た。
最近では突然のスコールや集中豪雨で、水たまりに遭遇する事がある。特に都市部の地下隧道などでは急激に増水した水面に進入し、水没したクルマの被害など報道を耳にするが、乗用車より車高が高いジムニーといえども性能を過信して、水たまりなどに勢いよく入ると水が進入してエンジンがストップしてしまう可能性がある。そこで、この「ウォーターブロッカー」があれば、水没せずに帰宅できるという「備えあれば憂いなし」アイテムだ。もちろんシューノーケルではないのでどんな水深でもOKというわけではないが、ラリーに参加するしないに関わらず、いざという時のためにぜひ装着しておきたいアピオパーツ隠れた逸品だ。 |