ヨシタ手工業デザイン室

ヨシタ手工業デザイン室は、柳宗理に師事、デザインと民藝を学んだ吉田守孝さんのプロダクトデザインブランド。
ステンレスラウンドバーシリーズは
ヨシタ手工業デザイン室のデザイナー吉田さんが
新潟県燕市で水差しのハンドル用に作られた
丸棒を押しつぶし（ロール加工）、板状に成形されたステンレス材に出合ったことで
生まれたシリーズです。

握った時の感触が角断面のフラットバーとは全く異なる手になじむ柔らかさ。
冷たい印象になりがちなステンレス素材ですが、
断面が緩やかなＲ形状をしているため
驚くほどやわらかに手に馴染む感触に仕立てられています。

3つのステンレスパーツを溶接し、燕市の高度な研磨技術で磨かれた、Y字型のナベシキ

断面にも自然な丸みがあるため、テーブルやケトルを傷つけない滑らかな仕上がりです。
表面は光沢を抑えたヘアライン加工で、ややマットな落ち着いた印象。
素材の印象と金属加工の技術をデザインにとりいれ、2012年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

オブジェのようなフォルムで、キッチンにスタイリッシュな雰囲気をプラス。
均一で工業製品的魅力のステンレス材を、機械加工と手作業で一つずつ工芸的に作っているので
従来のクラフトでも工業製品でもないのが本シリーズです。

化粧箱入りですので、贈りものにもおすすめの一品です。