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【ミラフローレス】 ≪Miraflores Winery≫ ■生き残った古木とともに歩むフットヒルズの 新興勢力。新人離れした"規格外"の発掘Zin.!


「完璧」…かどうかはともかく、私どももこのジンファンデルに驚かされたことは事実。今回のお届け価格は定価2,380円→当店1,980円(共に税別)ですが、まずその佇まい…千円台とは思えぬどっしりとした肉厚の重量瓶に目を奪われました。しかもそこに刻まれるヴィンテージは2005年。この価格で(当り年の)7年熟成品!?おまけに飲めばパワフルなのにアフターには品があり、甘みを抑えた複雑味のある実に上質な旨み。やはりこれもまた1,000円台の内容では無く、『マギート』 以来の "大発見ZIN." となりました。
◎ カラクリその1:【国内価格】
瓶にせよ味わいにせよ、多くの点において明らかに日本で販売されている同価格帯のジンファンデルとは一線を画した特性を持つこのミラフローレス。実はその秘密の一つに「定価設定」があります。日本での販売価格が同じなら、現地でもやはり同一価格帯なのか…といえば、そんなことはありません。
日本マーケットでミラフローレスと同一価格帯にあるその他のジン、例えば 『モンダヴィ(プライヴェート・セレクション)』 はワイナリ"$12.5"→参考価格2,300円。『クライン(エインシェント・ヴァインズ)』 はワイナリ"$18"→輸入元小売2,500円。『セバスチャーニ』 はワイナリ"$17"→輸入元小売2,850円。『ボーグル(オールド・ヴァイン)』 はワイナリ"$11"→輸入元小売3,000円と、日本でこの価格帯で売られるジンファンデルは、実は現地ではほとんどが$10台。
ではミラフローレスは?といえば… そのワイナリ・プライスは "$22"。
日本で売られる同価格帯のジンファンデルより格上で当たり前なのです。現地で半値近くのジンと同じ価格帯なのですから。インポーターさんの2,380円という定価設定は実に良心的なものであり、今回はヤナギヤ特価により税別ながらも1,000円台に突入していますが、本当は3,000円以上の定価でもおかしくないボトルなのです。
◎ カラクリその2:【マイナー産地の価格的優位性】
では現地で同価格帯のワインと比べるとどうなのか。私共はそれでもやはりミラフローレスのポテンシャルは高いと感じます。その理由の一つにミラフローレスのあるシエラ・フットヒルズA.V.A.の存在があります。シエラ・フットヒルズ、別名シエラ・ネヴァダは、ナパやソノマと同じ緯度を中心に南北に長く、位置関係は州都サクラメントの東、他A.V.A.で言えばロダイやクラークスバーグの更に内陸にあります。ここは1849年のゴールド・ラッシュの発祥地として知られ、文字通り「一攫千金」の夢がこの場所に多くの人々を惹きつけました。彼らの喉を潤すため、当時は100を肥えるワイナリが存在していましたが、やがてその終焉と禁酒法の発令により、その殆どが消えてしまいました。
しかしその後、この地に目だった隆盛期が訪れなかったことが逆に幸いしました。地価も低く、さほど土地の利用価値がなかったことから畑も再開発されることなくそのまま残され、葡萄の樹も引き抜かれずに残存し、結果として金以上の宝ともいうべき「葡萄の古樹」が生き残ったのです。現在、ゆっくりではありますが、それら貴重なオールド・ヴァインに注目が集まり出し、ワイナリも増えつつあります。土地価格が安いことから非常に上質なワインでも比較的安価にリリースされていることが多く、リーズナブルなワイン探しには外せないエリアとなっています。

ちなみに「シエラ山の麓の丘(Sierra Foothills)」という名称は、北のユバ郡から南のマリポーサ郡あたりまでを指し、サブ・アペラシオンには 『シエラ・ムーン』 の "フェアプレイ"、『ヴィッラ・マウント・エデン』 の "アマドア・カウンティ"、そしてこのミラフローレスのある "エル・ドラド" などがあります。最大で海抜1500mほどにもなる高地に位置するシエラフット・ヒルズは暑く乾燥した日中と冷涼な夜間という理想的な寒暖差を持ち、栽培割合は圧倒的にジンファンデルが占めますが、シラーやサンジョヴェーゼ、他白品種なども植えられています。
ミラフローレスはそんなシエラフット・ヒルズにおける最注目の新人なのです。 | |
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▼ミラフローレス・ワイナリー(Miraflores Winery)
シエラ・フットヒルズ内、エル・ドラドA.V.A.に本拠を構える 『ミラフローレス・ワイナリー』 は、「エル・ドラドのルネッサンス」を掲げ、この地で高品質・少量生産・フェアプライスのワインを造り続ける、2003年に誕生したばかりのシエラフット・ヒルズの有望な新興生産者の一つです。2,500〜3,000フィートの高地に254エーカーの地所を有し、うち40エーカーのみを厳選してブドウ栽培を行っています。オーナーは南米コロンビアからの移民であるアルバレス・ファミリー。設立者であるヴィクター・アルバレス氏は医学研究が本業で、今もなお病理学者としてアリゾナで活躍し続けていますが、週末になると畑に姿を現します。彼は言います「ミラフローレスを楽しんでください。ただし、健康的にネ」…と。
醸造家はマルコ・カペリ(Marco Cappelli/右画像)。…ピンと来た方は流石ですが、当店のネット部門・実店舗共に大好評頂いております、市之瀬千代さんのシラー、『シエラ・ムーン』 を手掛けるのも彼です。オーパス東、ま隣の隣人として知られるナパの名門 『スワンソン』(WS97点)で17年間醸造家を勤め上げた人物でもあります。スワンソンでは様々な品種において素晴らしい実績を残しましたが、実は彼はイタリアやフランス、オーストラリアでも活躍した経歴を持ち、幅広い地域のテロワールと多種多様な葡萄品種の特性に触れてきました。そんな手腕がミラフローレスでも存分に発揮されています。今彼が最も注目するエリアがこのシエラ・フットヒルズですが、ミラフローレスでは設立時からのオープニング・ワインメーカーとして躍進を支えています。
お飲み頂ければ、恐らく多くのジン愛好家の皆様にとっても価格以上の価値を見出して頂けると思います。現地での評価も例外ではありません。ただ、ジューシーな甘味よりもアフターの品性や生っぽい硬質感に秀でたジンファンデルですので、メジャー誌での高得点は意外でしたが、その内容は恐るべきもの。ここでもやはり1,000円台とは思えぬ実績を残しています。
◎ 新人離れした怒濤の快進撃。

WE誌における「完璧に近い公正価格のフットヒルズ・ジンファンデル」との声、WS誌からの「アウトスタンディング・ヴァリュー」との賞賛は設立直後から見られ、今ではこんなところまで→↑…卓抜の内容ですが、幸いにもパーカー氏にはまだ見つかっていません(WA誌未評価)。バレないことを祈ります。
今回ご案内の'05年エルドラド・ジンもWS90点。以降三年連続での大台突破という見事な実績を誇ります。一昔前のセゲシオのようですが、同じような高騰には遭わないで貰いたいものです。 因みに日本正規エージェントの現行年号はこの'05年でしたが、既に輸入元完売。次回入荷は未定となっており、当店からの最大お届け可能本数は120本オンリーとなります。1,000円台で7年熟成、しかもそれが谷間ではなく、'05年という嬉しい今世紀のビッグイヤーと重なっている点も喜ぶべきポイント。若さからのトゲある酸、バランスの悪い甘味などとは無縁です。
▼ワインスペクテイター誌2008.6.30号より 【90Point】
「Still tight, but impressive for its intensity, structure and keen sense of place. Appealing aromas of smoky blackberry and licorice lead to concentrated wild berry and white pepper flavors. Drink now through 2013. 1,200 cases made.」
「Still tight」とありますが、同誌での試飲はもう3年半前。今、飲み頃真っ只中です。味わい詳細に関しましては、下記ワイン欄にてご案内させて頂きますが、デイリー派の皆様には是非チェックして頂きたいジンです。何から何までが価格を下に見る内容ですから。
◎本来この価格で飲める筈もない「規格外」ジンファンデル! | |
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