|  |
|

●故ロバート・モンダヴィ翁や、ニコスルのキース・ニコルス氏、スペクテイター誌のジェームス・ローブ氏など、ワイン造りを「科学と芸術の融合」と述べる業界関係者は多く、これまでも良く言われてきた事です。ならば科学者で醸造家の父と、芸術家の母を持つハイジ・ピーターソン・バレット女史が、今日ナパにとって無くてはならない最高の女性醸造家の一人として存在するのは、なんら驚くべき事ではないのかもしれません。そんな彼女の足跡を少し辿ってみたいと思います。
父リチャード・ピーターソンは、彼女に醸造家になることを薦めたり、ほのめかしたりする事は一切無かったと言います。将来の全ての可能性について寛大であった父に対し、彼女は「今でも感謝している」と語ります。実際、海洋学者や海洋生物研究者になりたいと考えた事もあったそうですが、やはり彼女に流れるDNAは天啓の地をワイン界という大海原に見出し、そして伴侶にも醸造家を選びました(モンテリーナのボー・バレット氏が旦那様)。
高校時代に遡りましょう。在学中から夏休みを利用してはワイナリーや畑を巡っていたという彼女は、もう学生時分で既に畑における葡萄樹の剪定・カッティング作業から、大きな機械を目の前にしてのボトル詰めラインワークまで一通りを経験したと言います。卒業後はUCデイヴィス校に入学し、ここではアロマ・ホイール(ワインの風味を分類する円形状チャート)を開発したアン・ノーブル教授の助手として学びます。また実務研修でドイツに渡った際は研修先が大手の協同組合であり、赤・白問わず様々な品種を扱っていたことから、実に多彩な葡萄品種の醸造に、早い段階から直に触れられた事も幸運でした。
1980年にUCデイヴィス校を卒業すると、『フランシスカン』 と 『シルバー・オーク』 にて名匠ジャスティン・メイヤー氏の下で研鑽を積みます。その後は 『リンデマンズ』(豪)や 『ラザフォード・ヒル・ワイナリ』 で果実の破砕や圧搾などの下積みを続け、1983年に 『ブシェイン』 でようやくアシスタント・ワインメーカーのポストを手にすると、同年、遂に彼女にチーフ・ワインメーカーとしての記念すべき初仕事が訪れます…それが 『ビューラー』 でした。このときまだ若干25歳。同年のビューラーのカベルネは【WS93点】、翌年も【WS92点】を受賞し(当時の価格は$13)、当初6,000ケースだった生産量も、退陣時には2万ケースにまで増産するなど早くも溢れる才能を存分にふりまいていました。
1988年にビューラーを退社してフリーランスの醸造家として独立すると、1週間も経たずにコンタクトを取ってきたのが 『ダラ・ヴァレ』 のグスタフ・ダラ・ヴァレ氏で、そして話は直ぐにまとまりました。ダラ・ヴァレという名の高いレベルを要求されるアトリエは、同時に彼女に大きな飛躍の機会を与えます。『ダラ・ヴァレ・マヤ』、1992年にて【RP100点】獲得。これが全米史上初のパーカー・パーフェクト・ワイン誕生の瞬間でした。更には1992年から新たにクライアントとして加わった 『スクリーミング・イーグル』 でも1997年ヴィンテージにて自身2度目となる【RP100点】を受賞。後に2000年のNVWAワイン・オークションでは1992年ヴィンテージの6リッターボトルに対して$500,000(約5,500万円=\110換算)もの値が付き、これは当時の「たった1本のワインに対して払われた金額の世界最高記録」となりました。
カリフォルニアには「第一人者」と呼ばれる女性醸造家が他にも存在し、また現在も若手の台頭が著しいものですが、やなり女帝ヘレン・ターリー、そして女神ハイジ・バレット、この二人は今後も「別格」として扱われるのではないかと思います。彼女が手綱を握ると、暴れん坊のタンニンもたちまちおとなしくなり、どのワインを見ても女性らしい…というよりもハイジらしい気品に溢れたエレガントなワインに仕上がります。パーカー氏にして「ワイン界のファースト・レディ」と、タイムス誌からは「ワインの女神」と呼ばれるカリフォルニア女流醸造家の中心人物、ハイジ・バレット。これからも彼女から目が離せない時代は続く事でしょう。
■ハイジ・バレットが(醸造家/コンサルとして)携わったワイナリ一覧(太字が現在進行形)
≪アルファベット順≫:アミューズ・ブーシュ(Amuse Bouche)、バーバー(Barbour)、ビューラー(Buehler)、ダラ・ヴァレ(Dalla Valle)、デヴィッド・アーサー(David Arthur)、ダイヤモンド・クリーク(Diamond Creek)、ファンテスカ(Fantesca)、グレース・ファミリー(Grace Family)、ハートウェル(Hartwell)、ジョーンズ・ファミリー(Jones Family)、ケンゾー・エステート(Kenzo)、ラ・シレナ(La Sirena)、ランボーン(Lamborn)、リンチ(Lynch)、オークフォード(Oakford)、パラダイム(Paradigm)、レヴァナ・ファミリー(Revana)、ルビコン(Rubicon)、スクリーミング・イーグル(Screaming Eagle)、ショウケット(Showket)、ヴィンヤード29(Vineyard 29)...など(2010.5現在)
| |
 |

|  |
≪当ページ掲載品6本で送料無料!≫ (組み合わせ自由)
●[23%OFF] ランボーン ジンファンデル "セレンディピティ" ハウエルマウンテン [2006]
|
▲\8,380→\6,500→\4,980-!! ■【多段値下げ!!】女神ハイジ・バレット作に…ジン!? 年産三桁(901箱)の極希少アイテムが決算破格特価! 【Lamborn Zinfandel "Serendipity" Howell Mountain 2006】
< 彼女のワインにこれほどの特価…ありました? >
◎好評につき完売しておりました女神ハイジの希少銘柄が決算特価を引っさげ再来!旧当店価格8,380円から新定価6,500円、更に新特価にて一挙4割プライスカットの4,000円台突入!≪破格値≫
「ワインの女神」こと、カリフォルニア女流醸造家のトップ・タレント、ご存知ハイジ・バレット女史(>>詳細)。彼女の手がかざされたワインには、RP100点銘柄の 『スクリーミング・イーグル』 『ダラ・ヴァレ』(マヤ)を筆頭に、『デヴィッド・アーサー』 『グレース・ファミリー』 『ルビコン』 『ショウキット』 『レヴァナ・ファミリー』 『ジョーンズ・ファミリー』 『バーバー』 『オークフォード』 『ファンテスカ』、そして自身の 『ラ・シレナ』 と悉く万円クラスのウルトラ・プレミアムが並びます。近年ではゲームでも有名なカプコン社のCEO、辻本憲三氏の 『ケンゾー・エステート』 などもクライアントに加わり話題となりましたが、こちらもキュヴェの上代は25,000円との発表がありました。さて価格はともかく上記銘柄を見ても解るように、彼女のお得意とする分野は「ヴァレー・フロア」からの「カベルネ」なのですが…ご存知でしょうか、彼女が現在進行形で手がけるワインの中に、そのどちらでもない「ヒルサイド」(ヒルトップ)からの「ジンファンデル」が存在することを。
◎それがこちら、'06年にて日本正規初披露となった 『ランボーン』。
彼女が過去在籍していたジンの名手に 『ビューラー』 がありますが、それも遠い昔の話。進行形で手がける国内入手可能なジンは今作が唯一です。
「この葡萄」があったからこそワイン屋を始めたようなもの…私イナムラ@てんちょが愛して止まぬ品種、ジンファンデル。これまでそれこそ数え切れぬジンを試飲してきましたが、私イナムラ@てんちょには "ある一つの共通点" を以って強〜烈に記憶に残っている、「4つの忘れ難きジンファンデル」があります。その共通項とは、飲んで「これがジンファンデルなのか!?」と驚かされたスタイルの優美さ。
ジンファンデルという品種は本当に造り手によって玉手箱のように個性を変え、生産者の数だけ新たな発見と楽しみを与えてくれますが、それでもやはり共通する味わいの特徴はあるもので(本来ワインにあって好ましい)エレガンス…という要素とはやや離れたところにあり、またそこまで品性を求められる品種ではないとも思っています。ただしこの4つだけはまさに異世界のジン…ともいうべき美しき優美さに溢れていました。
その4つとは、ピノで有名な 『パパピエトロ・ペリー』 のジン、それからW&S誌の全米歴代No.1ジン 『ストーリーブック・マウンテン』、更にソノマの重鎮でジョーダン、スーヴェラン、ドライクリーク等を渡り歩き、バルバーン・ワイナリーではかのジョン・コングスガードとツインワインメーカーをも務めたダグ・ノールのPBである 『ノール』、そして最後に加わったのが今回こちらにご案内する 『ランボーン』 です。
◎やはり女神ハイジのジンは並大抵のものではなかった…
と思わせる一線を画したそのスタイルにも面食らいましたが、彼女が当ジンを送り出すベースとなるこのランボーンなる造り手の背景を確認して、再度驚かされるました。なんですかこのスター軍団の豪華リレーは…!?
▼ランボーン(Lamborn Family Vineyards)
元FBIのロバート・ランボーン氏が、引退後は穏やかな余生を送ろうとして1971年にハウエル・マウンテンに土地を購入し、1982年にファースト・ヴィンテージを迎えた 『ランボーン・ファミリー』。遂に20年以上の時を経て日本正規初上陸を迎えました。現在は息子であるマイク・ランボーン氏が指揮を取り、3世代に渡る家族経営にてワイナリー運営を行っています。
上述のように、現ワインメーカーは女神ハイジ・バレット女史ですが、デヴュー・ヴィンテージを手がけたのは 『ケイマス・スペシャル・セレクション』 を造り上げたランディ・ダンですし、その後も 『フリーマーク・アヴィ』 のラリー・ラングベーン、『ローゼンブルム・セラーズ』 のケント・ローゼンブルム、さらには 『リトライ』 のテッド・レモンといった驚きの豪華スターたちによる黄金のリレーが展開されてきた造り手でもあります。しかしその煌びやかな醸造家、コンサルタントらの布陣とは対照的に、近年ではメディアとも距離を置いてほとんどサンプルを提供することもなく、未だ紙面を過熱をもって賑わすこともありません。エリアをハウエル・マウンテンとし、そしてこれら大物達の豪華リレーがあった舞台としては非常にリーズナブルなプライスが守られ、静かに各ワインをファンに提供し続けています。ただし良心的な名作は、やはり知る人ぞ知る存在になるもの。ハイジの手がけるジンファンデルという珍重さからも引く手は数多で、2010年5月現在、日本での最新ヴィンテージは2006年であるにもかかわらず、ワイナリ公式ページでは早くも「最新2007年ヴィンテージのジンファンデルは完売間近。秋に2008年のリリースがあります」とのアナウンスがあり、人気の程が伺い知れます。
◎ソムリエ田崎氏も舌を巻くマウンテン・ジン。
今作 『セレンディピティ』 は100%自社畑のハウエルマウンテン産果実を使用したエステート・ボトル。抜栓直後に立ち上る、水底に引き込まれるようなスミレやブルーベリーの魅惑的な香りは特筆級。敢えて言えばジンらしくない異質な要素〜優雅で繊細さの漂うほのかな甘みや穏やかでナチュラルな酸味、さらには洗練されたサテンのような滑らかな果実の旨みがいかにもな品の良さを打ち出す仕上がりをもたらしています。しかしながら芯を形成する豊富にある硬質なタンニンはあきらかに上質で、しゃんとした美しく伸びた背骨が姿勢の良さを形作っています。全体を包む新樽の香味が高級感や肉厚の心地よさも打ち出し、スパイシーさがそこへアクセントと複雑味を加えています。繊細に膨らむ洗練された風味や、純な熟成の旨みは上等で、造りの良いカベルネを飲んでいるかのような大きな満足感。彼女のジンを飲まずしてハイジ・ファンは名乗れないな…と思わせる出来栄え。ヴィノテーク誌ではソムリエ田崎氏からも広がり、膨らみ、アフターのバランスの良さを指摘する好評のコメントが寄せられていました。
畑はハウエル・マウンテンの山頂近くにまで登らないと見えてきません。ヴァレーフロアに比べると昼は10度ほども涼しく、夜は逆に15度も暖かい気候となります。そのため葡萄は早めに熟すことができ、また独特なエレガンスを抱える要因にもなっています。年産はわずかに三桁、≪901ケース≫。女神ハイジのジンというだけでもお宝ワインですが、この特筆の個性的味わい、そして少量生産が加わっては、現地での早期Sold Outにも納得できるというもの…。日本正規初上陸×楽天初登場です。
※【2011.7.19追記】 円高に加え、インポーターさんの尽力により当店旧価格8,380円から6,500円への大幅なプライス・ダウンが叶いました。
※【2012.3.20追記】 更にヤナギヤ決算セールにより4,000円台突入!旧価格より4割ものプライス・カットが実現致しました。
【USR】【ZIN】
●因みに「セレンディピティ」とは "偶然に出合った幸運" とか "予期せぬ発見" などを意味する言葉とのこと。まさに名が体を表しているワインです。この姿、一度は接触して頂きたい…(この価格なら尚更)
|
| 商品番号
| 81823 Lamborn Family |
| 参考上代/希望小売 | 6,825円 (税込)
のところ |
| ヤナギヤ特価 | 4,980円
(税込
5,229
円)
送料別
|
reg101eucjp206139100021591true
|
レビューを書く |
ケータイにURLを送る |
|
60ehttp://item.rakuten.co.jp/yanagiyawine/1642536ichiba_item_1_1ランボーン ジンファンデル "セレンディピティ" ハウエルマウンテン [2006]http://item.rakuten.co.jp/yanagiyawine/1642536http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/yanagiyawine/cabinet/wine/l/img60068977.jpg?_ex=128x128
|
|
|  |