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【ルチア】 ≪Lucia Vineyards≫ ■世代交代も頗る順調なピゾーニ・ファミリーが自ら 手掛けるバラエティ豊かな高品質&希少ワインたち

●今やモントレー・ピノと言えばサンタ・ルチア・ハイランズ(以下SLH)を、そしてSLHといえば直ぐにピゾーニを連想するほどどちらも有名になりました。ですが私イナムラ@てんちょなどは、ピゾーニと聞くと、やはりワインやワイナリではなく、いまだ "農園" や "栽培家" といったイメージのほうがしっくり来る気がします。
サンタ・ルチア山脈とガビラン山脈(Gabilan Range)に挟まれた、サンタ・ルチア・ハイランズAVAの在るサリナス・ヴァレーは元々農業のさかんな土地。ピゾーニ・ヴィンヤードもゲイリーの父、エディ・ピゾーニの代では野菜農園で、今でもその一面を残してもいます。
型破りのゲイリーの代から葡萄の栽培を始め、それが比類なき成功へと続くことは皆様もご存知だと思いますが、実際にピゾーニの名で造られるエステート・ワインはピゾーニ・ピゾーニのピノが唯一で、ピゾーニ・ファミリーが手掛けるワインのほとんどはこのルチア・ブランドの下にあります。
ですのでピゾーニ家のワイン…といえばルチアを指しても良い様なものなのですが、やはりピゾーニというブランド力は絶大。今だにルチアはピゾーニのセカンド…的な言われ方も多いので、それも悪くは無いのですが、ヤナギヤをご利用の皆様には「葡萄園としてのピゾーニ」、「ワイナリーとしてのルチア」…なんていうイメージもまた、持っていただけるとトッテモ嬉しいです。
●ゲイリーズ・フィロソフィーの継承者たち
現在ではピソーニ、ルチア、ともにゲイリー・ピゾーニ氏はほとんどノータッチだそうで、ほぼ全てを二人の息子に任せ、ご自身はテイスティングとちょっとしたアドバイスをするに留まっているそうです。
▼ジェフ・ピゾーニ(Jeff Pisoni)
カリフォルニア大学フレスノ校で醸造学のBSを取得し、2002年からルチア、ピゾーニ双方のワインメーカーを務める次男ジェフも、気付けばもう三十路…早いものですね。先日ルチアからのゲイリーズ単一畑ピノが、ピゾーニ・ピゾーニに迫る【RP96点】を獲得しましたが、醸造家として、いよいよ脂がのってきた感があります。
▼マーク・ピゾーニ(Mark Pisoni)
UCデイヴィスで農業経済学のBSを取得した長男マークは、ジェフと2つ違いの兄。ワイン造りは弟ジェフに任せ、自身はピゾーニ一家の葡萄畑の管理と葡萄の栽培を担うヴィンヤード・マネージャーを務めます。因みに既にご結婚されており、奥様であるクイン夫人はオフィス・マネージャーを務めておられます。
これまでゲイリー氏が一人こなしてきた作業を二人の息子に分かち、しかもお二人とも揃って優秀ですから、ピゾーニ・ファミリーのワインは、これからも変わらず高い品質を約束してくれることでしょう…楽しみは尽きません。ちなみに「Gary氏が一番成功したのは後継者の育成だったのかも知れません。」とは正規エージェント社長さんの談。
▼ルチア・ヴィンヤーズ(Lucia Vineyards)
今やモントレーという地区を代表し、であるばかりか全米最上のグロウワーと述べるメディアも少なくない、SLHのカリスマ、ピゾーニ・ファミリー。彼らが 『ピゾーニ・エステート』 と共に所有するもうひとつのブランドがこちらの 『ルチア』 です。両者の違いは果実の出所で、ピゾーニはその名の通りエステート(自社畑…つまりピゾーニ産100%)ですが、こちらのルチアではピゾーニ・ヴィンヤード以外に買い付け葡萄も使用します。ヴィンヤードマネージャーにマーク・ピゾーニ、ワインメーカーにジェフ・ピゾーニというメイキング・チームも同一で、自ずと用いられる理念やテクニックも近くなることから、公には記述が無いにもかかわらず「ルチアはピゾーニのセカンド」と言われる所以になっています。
もうひとつのルチアの楽しみに品種のバラエティーがあります。ピゾーニ家が自ら手がけるシラーやロゼなどが楽しめるのはルチアだけ。さらにルチアのシャルドネに至っては、ピゾーニ・ヴィンヤード産果実100%使用というファミリー唯一の白ワインです。
現在では2種のピノ、2種のシラー、ロゼとシャルドネを各一種(非公式でカベルネも)をラインナップに抱えます(畑にはメルローも)。しかしスタンダード版のAVAピノでも年産≪550ケース≫。珍品シャルドネで≪435ケース≫、2種のシラーに到っては≪200ケース台≫と、ただの1銘柄も箱数4ケタを越えるものはありません(2010年現在)。当然国外にて流通する絶対量も極端に少なく、最新'08のゲイリーズ・ピノの日本入荷量も、たったの5箱でした。
●独自の思想で未開の地を切り開いてきたゲイリー氏の跡を、優秀な二人の息子がしかと継ぐピゾーニ家の体制はまさに「磐石」です。
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