■ Hospices de Beaune POMMARD Cuvee Suzanne Chaudron / La Gibryotte
(赤) 750ml

4世紀にわたって、オスピス・ド・ボーヌのワインは私的に取引されていましたが、1859年以来、オークションで売られ、毎年11月の第3日曜日にボーヌで行われています。オスピス・ド・ボーヌの最高の畑からとれたまだまだ熟成していない樽に入った若いワインが競売にかけられ、この樽に入ったワインを買うことができるのは、免許をもったネゴシアンのみです。落札した若いワインは、ものすごく血統の良い白無垢のワイン。成長して立派なワインになっていくかどうかは、その後の成長過程に大きく左右され、熟成から瓶詰めまでを担うことになる落札したネゴシアンの腕の見せ所でもあります。誰がエルバージュするかということは、オスピス・ド・ボーヌのワインにとって非常に意味のあることなのです。
ラ・ジブリオットはブルゴーニュ、ジュブレ・シャンベルタン村でトップクラスのワインを生産し、評価の高いクロード・デュガが新たなネゴシアンとして立ち上げたワイナリーです。経営はデュガの息子、ベルトランと娘、レティシアが携わっていて、すでに、彼らがオスピス・ド・ボーヌでMazis-Chambertin
Magdelaine Collignon、Pommard Suzanne Chaudronを落札したことは、ワイン業界での大きな話題となっていました。二人は若く活力に溢れた造り手であり、父親が築き上げた伝統や卓越した技術のノウハウを、父親のクロード・デュガから直接学び、ブルゴーニュで最高のワインを造り出す意欲に満ちています。彼らが造ったワインは父が造り出すワインに負けず劣らず素晴らしく高品質で、デュガのワインと同様大きな注目を集めています。
ワインはテイスティングして明らかとなったアロマと個性により厳選し、熟成は全てラ・ジブリオットのカーヴにて樽熟成させます。機械の使用を極力減らし、自然の重力を利用したブドウの圧搾、こまめに毎週行う補酒、重力による手作業の澱引きなど、ラ・ジブリオットの伝統的技術の恩恵をフルに生かして造られました。
<2004年ヴィンテージ>6月の見事な開花の後、寒く雨の多い天候が7月8月と続き、果実の熟成を妨げたものの、その後まるで魔法のように、美しく晴れ渡り、暖かい好天へと変りました。葡萄の熟成は早まり、この好天は収穫まで続きました。果実は大粒でグリーンハーベストが必要であり、ドメーヌ・ドゥ・ラ・ヴジュレの責任者であるパスカル・マルシャンによると、シャルドネとピノ・ノワールを収穫したところ、どちらも糖度が高く、葡萄の選別が最重要でした。テロワールがよく表現されている非常に明確なワインとなっています。
程よく濃いルビーがかった紫色をしており、クラシックなピノ・ノワールがもつさくらんぼの香りとかすかに甘草と黒胡椒の香りを伴なったアロマが優しく溢れています。アタックはソフトで、よく熟したマイルドでエレガントな風味が口一杯に広がり、トリュフを思わせる土の香りに彩られています。タンニンはミディアム、しっかりしたストラクチャーを持ち、ヴェルベットのようになめらかな舌触りは気品を感じさせ、タンニンと果実味のバランスは絶妙。