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脳波とリラックス
【脳波はニューロンの電気運動の合成によるもの】
人間の脳は、ニューロンと呼ばれる無数の脳細胞によって成り立っています。ニューロンのひとつひとつが、意思伝達をするために電気化学運動を利用しています。つまり、脳波は、思考や行動で表れるニューロンの電気運動の合成によるものといえます。
【脳波の周波数の尺度】
脳波の周波数は、2つの尺度で測られます。1つは1秒間ごとの周波でヘルツ(Hz)とも呼ばれます。もう1つは強さを表す振幅です。例えば海の波は周波(波の数=周波)と振幅(波の高さ=強さ)を表す身近なモデルになります。
【周波数同調現象(周波数追随反応)】
周波数同調現象とは、外部からの刺激によって脳波がその刺激に同調する現象です。脳は一定リズムの刺激を受け続けると、そのリズムに脳波が同調するという性質があります。
【光と音と脳波】
光と音は、脳波活動にとても強い影響力をもちます。脳は、自然に一定のパターンで点滅する光をとても心地よいと感じます。きれいにちらちら揺れるキャンドルや炎の光をじっと見つめていると、ゆったりした気分になりますね。聴覚も同じような効果を表します。少しの間、目を閉じて、小川が流れる音や岸に打ち寄せる波の音を想像してみてください。それらは視覚的または聴覚的要因で、脳波がどれだけ影響を受けるかを示すのに使われる一般的な例です。
4種類の脳波の詳細
われわれの脳は、主に4種類の脳波状態で働いています。
それらは、目が覚めて活動的であるベータ状態、落ち着いて集中しているアルファ状態、深く瞑想しているシータ状態、そして低い周波で夢も見ていないような深い睡眠のデルタ状態に及びます。
【ベータ波】
だいたい13から40ヘルツで測定されます。低いまたは穏やかな振幅のベータ波は、通常思考したり肉体的に活動したりするときなど、意識レベルの大部分が目覚めている状態にあたります。高い振幅で早いベータ波は一般的に不安や不安や緊張感、精神の過剰活動による動揺や不快感が高められた状態を示します。
高い振幅の状態は、エネルギーを消耗している感覚を継続させ、徐々に肉体的・精神的健康を蝕み、健康上の問題を引き起こします。われわれの多くは、現代社会のさまざまなプレッシャーにより、とても頻繁にこの状態へと陥りがちです。
ストレスを引き起こす状況に直面したとき、精神をコントロールする力を強めることで、内面の平穏を維持する必要があります。
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【アルファ波】
だいたい8から13ヘルツで測定されます。これは、リラックスした状態を示します。高いアルファ波の範囲内では、リラックスして楽な気分ではっきりと目覚めた状態になります。より低いアルファ波は、深いリラックスや瞑想状態を示します。
アルファ波は、精神的若返り・学習能力活性・仕事・スポーツ・芸術などを含む生活のすべての領域と関連し、個人の能力を最大限に発揮するために有効な脳波です。われわれは軽い瞑想活動の間にアルファ状態に入ります。さらに例を挙げれば、エクササイズや静かな散歩をするときのようなリラックスした状態です。
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【シータ波】
だいたい4から8ヘルツで測定されます。自然に流れるような内面への深いリラックス状態を示します。この状態は、眠りに入る直前や、意識的に努力することなしに活動的なイメージが作られる起床直前の2〜3分に自然に入るので見つけにくい状態です。深く進んだ瞑想状態でもあり、創作過程の中枢でもあります。シータ波への入口は、定期的にアルファ波状態に入ることで開かれます。はじめは、アルファ波の状態から、数秒から2〜3分位おきに、シータ波へ行ったり来たりを繰り返しますが、徐々にシータ波領域に定着していきます。
このようにして、有名な発明家トーマス・エジソンは午後に昼寝をとるのが習慣でしたが、難しい問題に直面した時は特にその昼寝が役立つことに気づいていました。彼は水の入った鍋の上に鉄のボールを握ったまま座る方法を生み出しました。うたた寝すると、手の力が抜けてボールが落ちます。それを利用して、目を覚まし、起きた状態と眠った状態のちょうど曖昧な思考状態をうまく使いました。このようにして歴史上多くの偉大な人物たちは、今日私たちが「パワーナップ(※)」と呼ぶ技術に似た状態を利用していたのです。
※生産性を高めるためにあえてとる15〜30分程度の短い仮眠
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【デルタ波】
約0.5から3ヘルツで測定されます。この状態は夢を見ない深い眠りの状態で、大部分の肉体、そして深い精神の再生が行われます。この状態は自然の眠りのサイクルによって入ることができます。深いリラクゼーション状態に入る訓練をする必要があります。
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普段からストレスを軽減し、より深い、質の良い眠りや、鋭い思考、 最終的には、より質の高い生活に至るためのトレーニングが不可欠になるでしょう。
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