| 1999年、ムルソーの大御所ドメーヌ・マトロの相続決定時に、3.5ヘクタールの畑とともに独立を選択したマトロ・ウィッターシェイム女史。娘のクロディーヌ・ルッセル
を運営責任者として栽培長兼醸造長にベテランのジル・デュックを迎え、ここに新星
ドメーヌが誕生しました。
ファーストヴィンテージの1999はイギリスの老舗ワイン商「ベリー&ブラザーズ」に
発掘され、瞬く間に各国バイヤーの注目を集めることになりました。「樽香の強いこってり
としたムルソーではなく、ミネラルの風味にあふれた繊細で上品なムルソーを造りたい
のです」というクロディーヌは、元高名なインテリア・デザイナー。ワイン造りのあら
るポイントにおいて、彼女ならではの優れたセンスと感性を如何なく発揮していました。
しかしながら、2007年春、ジルさんが背中をひどく痛めてしまい、仕事を続けられなく
なってしまいました。クロディーヌは、「彼ほど心から信頼でき、腕も確かな人を見つける
のは不可能」と判断し、ワイン造りを中止する決断をしました。畑はフェヴレ社に賃貸し、彼女は再びインテリア・デザイナーの道を歩みはじめました。
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