栃の実は、不老長寿の木の実
栃の木

栃の実は、栃の木に生り30年で実を持つといわれ、縄文時代から食されていた木の実。昔は万病の薬に用い、不老長寿の木の実ともいわれていたそうです。栗にも似ていますが、そのままではアクが強くとても渋くて苦くて食べられません。アクを抜いても舌に苦みが残る強烈な味覚です。
栃の実
ただし、栃の実を餅に入れると...不思議と苦みが抑えられ、餅が固くなりにくく、白餅に比べカビにくくなる。また胃がもたれにくいなど利点があり、ほろ苦い風味と香りがなんともいえず、栃餅にして食され親しまれてきました。「栃餅は非常食で、米が貴重だった昔の精一杯のもてなしだった」と聞きます。
手間と時間を費やす古来伝承の「アク抜き」栃の実は、アクを抜いて食せるようになるまでに、気の遠くなるような十数工程の手作業と半月以上の時間を要します。この作業は、栃の実の乾燥具合や、作業工程上で使う水の温度、煮る際の時間など、細かいことのひとつひとつが仕上がりに影響されてくるので、熟練した者でないとアク抜きができません。 地元では、アク抜き達人(地元のおばあちゃん)達が、栃の実をひとつひとつ丁寧に皮をむき、代々受け継がれている方法でアク抜きをおこない、ようやく食すことが出来るのです。 科学的なものは一切使用せず、古来伝承の木灰を用い、栃の実独特の風味を損ないません。
以下に主な工程を記してみました。手間がかかるだけでなく、○乾燥の栃の実を水に浸して1週間○皮をむいたあと流水にさらして3日間○皮むきに1キロで2時間○木灰に入れて二昼夜…など、実に半月もの時間を費やして下ごしらえができるのです。
濃厚な味と香り『栃の実大福』こうして手間を惜しむことなくアク抜きされ、美味しい食材に生まれ変わった栃の実を もち粉と一緒にセイロで蒸かし搗きあげ、味・香り・歯切れの良い【栃の実大福】完成!
栃の実をふんだに使用! 濃厚な色と味わい、香りの芳ばしさが違います。
栃の実拾いに始まり、栃の実のアク抜きから全てが手作業のため一回の製造で少量しか作れず、また、伝統技術の継承者不足や アク抜きに欠かせない良質な「灰」の入手困難など、難題をかかえながら日本一手間と時間をかけて作られる「栃の実大福」・・栃の実の濃厚な味わいと香り、一度食べたら忘れることのできない風味の豊かさを ぜひ!お楽しみください。
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