新発想“Σ(シグマ)”形状を採用したパッシブ・ニアフィールドモニター
70年代よりプロフェッショナル・モニタースピーカー分野で世界的な評価を得るパイオニア社の誇る名門業務用ブランド『TAD-Technical Audio Devices』。
世界中の一流レコーディングスタジオにおいて、そのサウンドはプロの目となり、多くの作品作りを支えています。
『TSM-2201-LR』は、同ブランドの高品質ユニットと独自の技術で形成された新時代のニアフィールドモニタースピーカーです。
新発想の側板の“Σ(シグマ)”形状や独自に設計した振動板の凸形状「DECO」などにより、バランスの良い音を再生するとともに、左右方向の指向性や音像の定位を向上させました。
特徴
モニタースピーカーとして最良の形状を追求した“Σ(シグマ)”テクノロジー
側板を“Σ(シグマ)”形状にすることで、スピーカー正面から側板へ回りこんでくる再生音を水平方向ではなく上下に反射させ、バランスの良い音を再現しました。また、キャビネットの剛性を高めるとともに、内部共振による定在波の発生も低減させました。
低音位相の遅れを最小限にし、音像や音のバランスを保つ密閉型キャビネットを採用
一般的に、スピーカーは周波数が低くなるにつれ位相の遅れが発生しますが、本機は密閉型にしたことにより、バスレフ方式に比べ位相の遅れを軽減させています。密閉型はスピーカー内からの音漏れが発生しないため、再生環境に左右されにくく、ニアフィールドモニターとして音像の定位に最適です。
左右方向の指向性と音離れを改善する振動板の凸形状「DECO*1」
ドライバーの振動板に形成された凸形状の「DECO」。1950年代にH.Olson氏が考案した指向性改善の手法をベースに新開発しました。 LF(Low Frequency)ドライバー※2では、高い周波数帯域での再生において、「DECO」が上下へ伝播する音を左右に振り分けることで、左右方向の指向性を改善するとともに、スピーカーコーン内部の音の反射を拡散することで音像の定位を向上させています。また、HF(High Frequency)ドライバー※3では、再生空間の広がりを考えて、スピーカーのウェーブガイド※4面の下部のみに「DECO」を採用しています。
クリアでリニアニティに優れたスピーカーシステムを実現した「CBC」
ボイスコイルボビンの内外にコイルを配置したCBC(Center Bobbin Coil)を、LFドライバー、HFドライバー両者に搭載しました。CBCは強度と放熱性に優れ、コイルのたわみ振動によるノイズとボイスコイルの熱上昇によるコンプレッション※5を低減することで、クリアでリニアニティに優れたスピーカーシステムを実現しました。
LFドライバーとHFドライバーを滑らかに繋ぎ、電荷の影響軽減までも考慮したネットワーク
位相特性を含め、LFドライバーとHFドライバーの出力をネットワークで滑らかに繋いでいます。また、ユニット表面に帯電する電荷の音質への影響を軽減する回路構成としました。
コンデンサーは大型フィルムコンデンサーを採用することで、付帯音を低減。また、コイルを空芯型にして低歪化を図り、抵抗器を複数組み合わせすることにより熱や磁気の状態を安定させました。さらに、ネットワーク基板に9mm厚MDF※6と5mm厚アルミ板積層構造を採用することで、安定した再生を実現しています。
※1 Diffusion Effectual Convexity by Olson
※2 ウーファーを意味している。
※3 ツィーターを意味している。
※4 音の伝播において拡散しやすいようにスピーカーの振動板の周りに取り付けられている部品。
※5 圧縮状態。
※6 中密度繊維板。木質繊維を原料とする成型板(ファイバーボード)の一種。
仕様
| 形式: | 2ウェイ/密閉型 |
| ユニット: | LFドライバー 20 cm コーン型 HFドライバー 2.5 cm メタルドーム型 |
| 最大入力: | 160 W |
| 再生周波数帯域: | 50 Hz 〜 40 kHz(-10 dB) |
| 出力音圧レベル: | 86 dB(W/m) |
| 定格インピーダンス: | 4Ω |
| クロスオーバー周波数: | 2.3 kHz |
| 外形寸法(W×H×D: | 260 mm× 348 mm× 253 mm |
| 質量: | 7.8 kg(1台) |
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