
有機JAS認定 有機栽培生豆使用 フェアトレード
東ティモール JAS オーガニック
East Timor JAS Organic
Washed Arabica Fair Trade -City Roast-
The Democratic Republic of Timor-Leste
東ティモールは、植民地支配、インドネシア併合、外国資本の独占と言う長い抑圧の
歴史から、2002年5月正式に独立した21世紀初の独立国家だ。
独立と言う栄誉とは裏腹に、東ティモールにはコーヒー以外の商品作物は無く、
人口約90万人に対し、実に1/4の国民がコーヒーにより生計を立てていると言われている。
2006年4月、西部出身者兵士の処遇をめぐる問題が政治的・社会的な対立に発展、
著しく治安が悪化し、15万人もの国内避難民を出す事となった。
一時はコーヒーの収穫など出来ない状態だったが、その後少しずつ回復。
そんな混沌たる状況の中でも、東ティモールのコーヒーは異彩を放つ。
そんな事は普通ではあり得ない事だ。
力強く、凛々しく、端整な豆面。
心地よく漂う、実にコーヒーらしい香り。
そしてその味わい。優しくも深い。
インドネシア産の力強さを継承しつつ、スマトラ・スラウェシとも
微妙に違うやさしさを持つ。しかも充分な甘味とボディを持っている。
現地の写真を見ると、決して近代的な農園では無い。
それなのにこのクオリティを生み出すのは、
もはや農民(国民)の根性、精神力に他ならない。
独立を勝ち得る為に団結した民は、今、平等と権利を主張し争う。
国が独立すると言う事は容易ではない。
晴れて自国の名を記せる。
この意味と喜びは、国民(農民)にとってこの上ない物に違いない。
国名の通りデモクラティックに成長する事を祈る。
このコーヒーを輸入しているATJの産地レポートを読む。
ある一節が胸を突き刺す。
「コーヒーという商品のサプライチェーン(フードシステム)の両端にいる
人びとの暮らしの差はあまりにも大きい。
生産者と消費者がコーヒーという商品を通じて繋がり、
対等な立場で交流し、既存の貿易システムを変えてゆくことなんて
奇麗ごとにしか過ぎないのではないかとさえ思えてくる。
少しずつ時間をかけて取り組んでゆくしかない。」
ともすれば片方を見せたくないのが先進国の考え方(本音)だ。
私もその中に身を投じ、普段土臭い話をあえて払拭してお客様へ
アピールしている。
それは「それ」を「売り」にしたくないからである。
そこを売らずに作品を売る。こんなに素晴らしい作品を作って行けば
農家はきっと豊になる。そう信じて来た。
とんだロマンチストである。現実は変わらず混沌としている。
そのシステムの上に構築された社会で暮らす私は
今日もまたコーヒーを先進国的立場に立ってアピールしている。
私が生きていく為の宿命だ。このパラドクスから脱出する術が今無い。
せめて私に出来る事は、真実=豆をありのままにお客様へお届けする事だ。
飲んでみれば真実が分かる。真実とはクオリティだ。
このクオリティを伝えて行けば、いつかは豊かになる。
堂々巡りだ。話がまたここに戻って来た。
システムの、あらゆる地点で、同様の思いを持つ者が何人いるのだろうか。
独立への情熱。民族の誇り。農民の魂が宿る豆。
それは間違いなく、確かにここまで届いている。

<東ティモール JAS オーガニック>
産地:アイナロ県マウベシ郡 レキルア地区
生産者:生産者協同組合及び生産者グループ
品種:アラビカ種 (ハイブリッド デ ティモール種)
処理:ウォッシュド
※このコーヒーは(株)オルタートレードジャパンがアジア太平洋資料センター
(PARC)との共同プロジェクトとして生産者支援を行なっています。

このコーヒー豆は有機JAS認証商品です。
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