ドメーヌ・ド・ラルロ(L'ARLOT)
大手保険会社が、ネゴシアンから買収し、1987年が初ヴィンテージと
いう比較的新しいドメーヌ。
支配人、ジャン・ピエール・ド・スメ氏は、ドメーヌ・デジャックのジャ−ク
・セイス氏の元で10年間にわたり修行した方で、デジャックのやり方をそ
のままこのドメーヌに持ち込みました。
ごく少量の有機肥料をのみを使用し、あらゆるアペラシオンで35hl以
下という低収量で栽培しています。
2003年からは、完全にヴィオディナミ栽培に移行しました。
ラルロの所有する畑は、大半がモノポール(単独所有)の畑で、独立し
ており、隣接した畑の影響を受けにくく、ヴィオディナミ栽培では優位な
立地となっています。
(いくら無農薬で栽培しても、隣の畑で、せっせと農薬を撒いていては
影響が懸念されます)
・クロ・デ・フォレ:モノポールで、クロの名の通り石垣に囲まれた畑。
・クロ・ド・ラルロ:モノポールで、ドメーヌの敷地内にある畑。
醸造も自然なスタイルで、除梗はせず、醗酵前に3〜5日の浸漬を行
い、天然酵母による3週間以上の長い醗酵期間、樽熟成時の新樽の比
率は50%程度で、フィルターは使用しません。
現在は、若手のオリヴィエ・ルリッシュ氏(まだ30代前半)が、ドメーヌ
の指揮を取り、現行のスタイルを踏襲しながら更なる進化を遂げていま
す。
ジャン・ピエール・ド・スメ氏は、2007年に引退されたようです。
そして、オリヴィエ・ルリッシュ氏が責任者になられました。
さて、ラルロは、93年から飲ませていただいておりますが、ブルゴーニ
ュ・ルージュ(昔は存在しました)や、ニュイ・ヴィラージュの、ピュアなイチ
ゴの香りが大好きでした。
クロ・ド・ラルロ、クロ・デ・フォレになると黒系の果実や、スパイスが強
くなりますが、それでも中心には、ピュアなイチゴの存在があります。
出荷時から素直な果実味があり美味しく飲めますが、何年か熟成させ
ても、やはりピュアなイチゴの存在は見い出だせます。
2004年ヴィンテージが、リアルワインガイドで好評価だったこともあり、
最近のスタイルは、「プチDRC」との声もあるようですが、もう何ヴィンテ
ージかたたないとわかりませんね。
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