ヌーヴェルセレクション、「生産者蔵出し古酒セレクション」
輸入元ヌーヴェルセレクションさんの、「生産者蔵出し古酒セレクション」紹介のページでございます。
古酒というと、
「リスクが伴う」「開けてみなきゃ分からない」といったイメージがあり、
生産者がリリースした年に蔵出しでしいれ自社セラーで熟成させるか、
ごくたまに生産者が蔵出ししたものを見つけるくらいしか
安心して販売できる古酒はなかなかありませんでした。
たまに出会うブルゴーニュの古酒は、当たった時には、とても魅力的で、
「こんなに複雑なのに、まだ綺麗な酸と、果実味がのこっているか・・・」
と、とても豊かで温かい気分にさせてくれます。
ユドロ・バイエやルイ・シュニュ、アニュエス・エ・セバスチャンパケ、などの輸入を手がける
(有)ヌーヴェル・セレクションの上田氏が、彼ら新ブルゴーニュの生産者を見つける過程で発見した古酒をヌーベルセレクションさんの品質基準で選び紹介してくれています。
そして、とってもリーズナブルな価格です。(^^)v
魅力的なブルゴーニュ古酒の味わいを、是非体験ください。
(以下、ヌーヴェル・セレクションの上田氏より)
ブルゴーニュの生産者をすべて把握したら、古酒がいろいろ見つかりました。
ドメーヌ、ネゴシアン、協同組合など全部ひっくるめて、ブルゴーニュ(シャブリ、コート・ドール、コート・シャロネーズ、マコン)に、自社ビン詰めをしているワイン生産者は約2000軒あります。内訳はシャブリに350軒、コート・ドールに950軒、コート・シャロネーズとマコンに700軒くらいです。
2006年5月現在、うち1839軒の生産者について、私たちはその概要を把握しています。足りない200軒弱のうちのほとんどは、自家消費用にほんのちょっとビン詰めしているだけだったりするところですので、日本に輸出できる生産者という意味では、ほぼ全生産者の把握が完了いたしました。
"把握"の度合は生産者によって異なりますが、例えば「古酒をもっているかどうか」ということで言えば、具体的な古酒の銘柄、数量、価格、味わいの特徴、造り手の特徴、までほぼすべて分かっています。ブルゴーニュ全体で約70人いるクルチエ達も生産者事情に詳しいですが、彼らはそれぞれ地域的な"縄張り"もありますので、全体像という意味では私たちの方が詳しいです。もちろん、自分の縄張りの中では全知全能の神みたいな仕事師もいて、彼らは、表札も出ていない生産者の古酒がぎっしり詰まったカーヴに、いとも簡単に私たちを導いてくれます。
さて、私たちが数えたところでは、全2000軒のうち約930軒の生産者のワインが、今日何らかのルートで日本に輸入されています。残りの約1070軒、つまり半数以上の生産者のワインは、過去に一度も日本に輸入されたことはありません。
ほぼすべてを把握した上で痛感することは、むしろ、これまで輸入されたことのない生産者の中にこそ、日本人の一般的な味覚で素直に「おいしい」と感じられる、本当にピュアで美しいワインを造っているところが含まれているということです。
実は私たちのヌーヴェル・セレクションのほとんども、これらの"無名"生産者の中から現時点で頂点を極めているところを厳選したものです。その辺の詳しいご説明はまた別の機会に譲るとして、要は、ヌーヴェル・セレクションの"星"たちを求めて生産者の研究を進める過程で、いわばその副産物として、良質の古酒をもった生産者がいろいろと見つかったということです。
一口に無名生産者といってもワインの品質はまさに玉石混合ですが、共通していえる特徴として、ビン詰めしたワインの多くを、輸出ではなくフランスを中心とするヨーロッパの個人客やレストランに直売していることがあげられます。
それゆえ、造るワインのスタイルを、輸出市場に大きな影響を及ぼす世界的な評論家やジャーナリストの嗜好に迎合させる必要がなく、ヨーロッパの素朴な家庭料理のお伴として純粋においしく楽しんでもらえるような、自然で優しい味わいのワインを造っています。皆口を揃えてこう言います。
「フランスもそうですが、ワインを日常的に家庭で飲むヨーロッパ人は、濃い味わいや強すぎる樽香を嫌います。好まれるのは、バランスが良くて飲み飽きない、かろやかなスタイルのワインです」。
彼らのうちまだ古酒をもっているところの多くは、なじみの個人客やレストランに少しずつ大切に販売しています。ソムリエ達も基本的にオンリストはせずに、常連客にのみ紹介しているという具合です。
そんな彼らがわが子を慈しむように大切に販売している古酒を適正価格で分けてもらおうとするのは、なかなかに大変ではあります。中には、古酒はおろか、ワインも絶対に売らない、値引きなどもってのほかじゃ!という頑固なオヤジさんもおりますが、ほとんどの生産者は、次のような条件で古酒の販売を了承してくれています。
★ きちんとした温度管理をすることはもちろん、ワインを大切に扱ってもらえること
★ ブランドとかで選ぶのではなく、ワインが本当に好きな人、中身の価値が分かる人に販売してほしい
★ レストランや家庭で、おいしい料理と一緒に楽しんでもらえるような売り方をしてほしい
騎士道精神が生きているのでしょうか、彼らは礼節を重んじます。なぜか、無名生産者ほどそういう傾向があるようです。私たちも、たとえ口約束であっても彼らとの信義は固く守ります。然るに私たちは、このような考え方と売り方に賛同していただける同志のお客様に、彼らの古酒をご案内させていただくものであります。
私たちは、インポーターという立場で、ハズレを極力なくすべくできる限りのことをします。以下に私たちの品質管理方針を再度、提示させていただきます。品質管理に行き過ぎ、やり過ぎはないと考えます。古酒についてももちろんこの方針に従います。
「生産者蔵出しワインのみを輸入します。第三国を経由したワインは言うに及ばず、生産者の醸造所と同じ地域にある問屋やネゴシアンの倉庫に一定期間保管されたワインも、蔵出し直輸入の場合と比較して品質劣化リスクが高いという意味で、原則並行物とみなします。私たちにとっての「蔵出し」とは、ワインがビン詰めされてから、私たちの注文を受けて出荷されるまでのすべての期間を通して、生産者の蔵から一度も出なかったという意味です」
さて、ご紹介する古酒は、原則として、すべて試飲しています。ただし、アイテム数が多い生産者、特定アイテムの本数が極めて少ない生産者等、全アイテムを試飲することがかなわなかった場合は、相対的に悪いヴィンテージのものを複数本試飲するなどして、総合的に判断しました。試飲に際しては、異臭や変な雑味がないといったことはもちろんですが、とりわけ酸の質に着目するようにしました。
そしてなによりも、私たち自身が「おいしい」「きれいに熟成している」と思ったものを選びました。好みの押し付けと思われたらひとえに私たちの力不足でありますが、まずは自分たち自身が納得したもの、家族や両親にも飲ませたいと思うものをお勧めさせていただく、という思想に基づいております。
少しでも"難あり""微妙"と判断した古酒については、ご紹介いたしません。ただ実際には、(中には本当に飲むに耐えないものもありましたが)、ほとんどは私たちの判断基準では十分納得できるものでした。この、ハズレの確率の驚くべき低さこそが「生産者蔵出し」の真髄であると、身をもって悟りました。
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