というのも「豆板醤(トウバンジャン)といえばピーシェン、ピーシェンといえば豆板醤」といわれるほど、ここは豆板醤造りがさかんな土地なのです。
豆板醤は、麻婆豆腐、麻婆春雨、担担麺、回鍋肉(ホイコウロウ)など、四川料理とは切っても切れない深い仲。そこで今回は、四川の人も絶賛する豆板醤のふるさと「ピーシェン」から、美味しい豆板醤の秘密をご紹介したいと思います。
さて、ピーシェンには大小合わせて約200もの豆板醤工場がありますが、今回行ってきたのは
豆板醤造りに使われる唐辛子は「二斤条」という品種。真っ赤で肉厚、漬け込むと旨さを増すのだそうです。
豆板醤の仕込みは毎年7〜8月。完熟した唐辛子を摘み取るところから始まって、出荷されるまで最低2年の熟成期間を要します。その年月が違えば色も香りも違い、先ほどのツボの中身は、なんと5年もここに鎮座していたツワモノ。そんな豆板醤の熟成過程を見比べてみましょう。
雨の日はフタがされ、晴れた日は日光浴。自然とともに呼吸をし、最低2年、長くて5年間もの発酵・熟成を経て美味しさを増していく豆板醤は、スープに煮物に炒め物にまさに「万能」の調味料であるとともに、四川の究極のスローフードです。そして本当に美味しい豆板醤は、いつまでも口の中に辛さではなく、「旨み」が持続するのでした…。
完熟した唐辛子と、丸のままのそら豆を主原料とする豆板醤。中でも四川省にあるピーシェンは、豆板醤の産地としてあまりにも有名。著名な四川料理の料理人たちが指名買いしているのも、実はこの豆板醤なのです。
⇒1kgボトル(1,890円)はこちら。