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◆スペシャルボトル【九谷】
独特の様式美をもった九谷焼の誕生は17世紀半ば頃のこと。今日まで、いずれの時代をとっても、九谷焼の魅力は、赤、青、黄、紫、紺青の五彩をもって表現された色絵装飾と、呉須の個性を生かしながら運ぶ筆の走りや太さにあります。この勢いのある筆致に厚く盛り上げられるように彩色された装飾こそが、300年の歴史の中で培われた九谷焼の豪放華麗とされる様式といえます。江戸時代後期・吉田屋の青手古九谷は軽快な筆さばきと繊細緻密な構図で知られましたが、この一瓶は、九谷の名匠・澤田富雄氏が名品「吉田屋雲龍図甲鉢」に倣って、扁壺形瓶に雲龍を配し、波濤文で囲んだ一品です。まさに天へ昇らんとする龍や金雲、波がしらが、勢いのある筆致できらびやかに描かれています。