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技法と製造工程

池田屋オリジナル印伝

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印傳は主に3種類あり、それぞれ製造の工程が違います。
一般的な印傳は漆を付けた『漆付け技法』。さまざまな色の顔料や漆を順番に付けていく『更紗技法』。
藁の煙で燻して、鹿革に模様を付ける『燻べ技法』があります。
3つに共通しているのは、鹿革を使い、全て手作業で仕上げること。
職人たちに古くから受け継がれてきた伝統の技です。

漆付け技法

鹿革に漆を塗るという技法は、遠祖・上原勇七が考案したと伝えられています。今では印傳と言えば漆付け技法、と言われるくらい甲州印傳の代名詞となっています。印傳屋のレギュラー商品はほとんどがこの漆付け技法で作られています。

更紗(さらさ)技法

更紗(さらさ)という名の由来は、日本の小紋柄が、生地一面に細かい模様を捺染(なせん=プリント)するインドの更紗の生地に似ていることから、同じように顔料を捺染するこの技法を更紗技法と呼ぶようになったといわれています。印傳屋オリジナルブランドの柄は、更紗技法と漆付け技法を組み合わせて、多彩な色柄を表現しています。


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燻べ(ふすべ)技法

燻(ふすべ)技法とは、煙で燻(いぶ)して革を染める技法です。推古朝(592〜628年)時代に確立したと言われ、現在では唯一印傳屋だけに伝承されている日本独自の技法です。ポルトガル人宣教師・ルイスフロイト(1532〜97)も「我々の毛皮は染料で染色する。日本人はただ藁の煙だけを用いて極めて巧みに着色する」と驚きをもって伝えています。煙で燻すことによって、革がしなやかになる 、水に濡れても革が硬くなりにくくなります。

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使用する原皮の表面をヤスリで滑らかにし、通気性を高めたり漆の乗りを良くします。通常は電動のヤスリで表面を均一に滑らかにします。

ずぶ染めという、革の芯まで染め上げて、革の風合いがとても良く出る染色方法です。大型の洗濯機のような染色機で、1回に100枚ほどの革を染めます。鹿革は一頭ごとに性質が異なるので、同じ回に染めたものでも染め上がりの色に多少の差が生じることがあります。これも天然素材の風合いの1つです。

鹿革を鎖で強く張り、約900度に熱した焼きゴテで表皮の不純物を焼き、軽石でこすって取り除きます。徐々にコテの温度を下げながらこの作業を2〜3回繰り返します。

染め上がった革を良く乾燥させたら、一枚革を荒断ち(大雑把な裁断)します。革には角キズや血スジ、穴などがあります。それらのひどい部分を避け、良い部分を選んで裁断します。

燻べの革は染色をせずそのまま燻すので、革摺りの終わった革を裁断していきます。

荒断ちした革の上に伊勢型紙(手彫り抜きされた白子和紙)を置き、その上から漆をヘラで刷り込みます。型紙を外すと彫られた柄通りに漆が革に付いています。均等な漆の盛り上がりなどに熟練の技を必要とします。

伊勢型紙(手彫り抜きされた白子和紙)を置き、その上から顔料をヘラや刷毛で塗ります。型紙を外すと彫られた柄通りに顔料が模様となって現れます。

基本的に更紗は数色用いるので、1色塗るごとに 次の5.乾燥と顔料付けを繰り返します。しかも天然皮革は、温度や湿度で伸縮する性質があるので、乾燥を繰り返すこの工程では、革の伸縮も計算に入れ、柄がずれないようにする熟練の技と手間が必要となります。

・鹿革をタイコ(木造横円筒形)に釘で貼ります。

・縞模様の場合は等間隔に麻糸を巻きつけます。小桜模様やトンボ模様などの小紋柄の場合は型紙を使ってあらかじめ糊置きをします。

・良く乾燥させた藁を焚き、その煙で計6〜7回燻した後、模様をはっきりさせるために松脂(まつやに)を焚いてその黒煙で燻して仕上げます。

色の付き具合を見ながらタイコの回転を調整します。ムラ無く燻すには手間がかかり、熟練の勘が必要です。4〜5時間もかかる重作業です。

漆を乗せた鹿革は、特殊な室(ムロ)で乾燥させます。室に入れる時間は2日間〜1週間程で、季節によって多少前後します。漆は一定の湿度、温度を保たないと綺麗な仕上がりになりません。季節によって空気の状態も変化するので、漆付けの作業場や漆を乾燥させる室の空気調整は常に管理しているそうです。

出来上がった印傳革を、製作する商品の型紙通りに正確に裁断します。

巻いてあった麻糸や糊を除き、燻べ色を沈静化させるために風通しの良い室で数日陰干しをすると燻べ革の完成です。

縫製し、裏に当て革を付け、口金やファスナーを付けて仕上げていきます。

出来上がった商品は、数多くの厳しい検品を受け、製品として認められた物だけに、印傳のシールが付けられます。「印傳屋上原勇七」の商品には、商品の内側に必ずこのシールが付いています。 それが本物の証です。



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