HMV レビュー
ボサ・ノヴァ/MPBを愛して止まないアーティストの思いは各国共通。
USのブラジリアン・カバー・ユニット「NOSSA BOSSA NOVA」が送る、
エリス・レジーナ名唱曲、ほぼ完コピ作!
ブラジル音楽がジャンルとして確立しているのは、もはや世界各国のコモンセンス。小野リサさんのフォロアーも日本にはたくさん居て、欧米各国に、現在も続々出現するブラジリアン・ユニット。その中で、何気にオススメするのが、このノッサ・ボサ・ノヴァ。この手にありがちな素直なバンド名の是非はさておき、USのアリゾナのインディ・ユニットで、ジャズ系♀vo.のテレーザ・レヴィ、そしてギター・リストでバンド・リーダーでもあるマイク・レヴィ夫妻が率いる、ブラジリアン・カバー・バンドだ。以前にボサ・ノヴァのスタンダード作品も自主でリリースしたようだが、新作は、みんな大好きエリス・レジーナの歌でヒットした名曲にスポットを当てたアルバムをリリース(してしまった)!
この曲も・・・あの曲も・・・ずらりと並ぶエリス・レジーナ・スタンダードの数々。エリス・レジーナの曲で思いつくものはほとんどすべてカバーしているとも言える。オリジナルは、シングルや企画盤のトラックも押えているので、相当のエリス・フリークと見た!編成はギター、エレピ、ピアノ、フルート、ドラム、パーカッションという至ってシンプルなものだが、原曲への忠実なアレンジぶりは、音色こそ違えど、意識と雰囲気的には凄く高得点の領域。そのカバーっぷりからもエリス心酔度満点。控えめな♀vo.もなかなか良い。
中でもジョビンとのコラボで知られる超名曲M3、バーデン・パウエルのジャズ・ボッサM10、そしてジョアン・ボスコを世に送り出した傑作M12あたりがオススメ。もしかしたら、エリスの曲をやっている・・・という以外はさして特徴は無いとも言えるかもしれないが、ついつい聞き入ってしまうところが、やはりレパートリーの偉大さなのかもしれない。日本中のエリス・レジーナ・ファンに聞いて頂き、その感想を聞けたら面白かろう・・・なアルバム。2009年US録音。
曲目リスト
ディスク1
1.O Cantador [The Singer]/2.Ladeira de Preguica [Slope of Laziness]/3.Aguas de Marco [Waters of March]/4.Marambaia [The Name of a Southeastern Brazilian Beach Town]/5.Preciso Aprender a Ser Su [I Need to Learn How to Be Alone]/6.Upa Neguinho [Upa Street Urchin]/7.Alo, Alo, Tai Carmen Miranda [Hello, Hello, Are You There, Carmen Miran/8.A Fia De Chico Brito [Chico Brito's Daughter]/9.Carinhoso [Affectionate]/10.Deixa [Come On]/11.Exaltacao a Tiradentes [Exaltation to a Brazilian Independence Hero]/12.Bala com Bala [Bullet to Bullet]/13.Inutil Paisagem [Useless Landscape]