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エマニュエル・ルジェ(フラジェ・エシェゾー)。
あのアンリ・ジャイエ氏を叔父に持つエマニュエル・ルジェ氏は、偉大なる叔父からワイン造りを学びました。叔父の考えを尊重し、最高品質のものを造るという姿勢のルジェ氏のワインは、彼の外見とは裏腹に非常に繊細で芸術ともいえる出来上がりになっています。また、同じく叔父のジョルジュ・ジャイエ氏の畑を分益小作してのワイン造りも行っています。
葡萄栽培に関してもアンリ・ジャイエ氏の哲学を受け継ぎ、葡萄は出来るだけ自然な方法で育てること、葡萄の収穫は早すぎても遅すぎてもいけないので、その年にとって適切な収穫時期を見極めること、収穫量を厳しく抑制することを心がけています。畑仕事を重視するルジェ氏の手は荒れてゴツゴツしていて固く、まさに農民の手です。
収穫は手摘みで除梗は100%行います。アルコール醗酵前に5〜7日間低温浸漬をし、アロマとピノ・ノワールの色を引き出します。アルコール醗酵にはコンクリートタンクを使い、自然酵母で15〜20日間行われ、約18カ月樽で熟成させてから軽めに清澄をし、フィルターをしないで瓶詰めされます。
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2009年3月ドメーヌ訪問記
まだ20歳を少し過ぎたばかりの青年です。
醸造家としての人生をスタートさせたばかりの初々しささえあります。

が・・・
ただの青年ではありません。
神様アンリ・ジャイエの後継者、現在最高の造り手の一人【エマニュエル・ルジェ】の長男なのです。
彼にとって、アンリ・ジャイエは大叔父さんにあたるということになります。
父エマニュエル・ルジェと、メオ・カミュゼのジャン・ニコラ・メオの下で修業した彼は、
この若さにして職人の風格が漂っていました。
2005年にファーストヴィンテージとして「ブルゴーニュ・アリゴテ・レ・ジュヌヴレ」をリリース。
まずは、低位アペラシオンで経験を積んでいるところです。
2007年以降、赤ワインのリリースも予定されています。
ワインは、父エマニュエル・ルジェの醸造所で造られています。
彼が、「クロ・パラント」を造る日が来ると思うと楽しみでなりません。

今回、
「アリゴテ2007」「ブルゴーニュ・ルージュ2007」「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ2007」
を樽試飲させてもらいました。
アリゴテは、マロラクティック発酵前で、酸がめちゃくちゃしっかり。
赤ワイン2アイテムは、彼の赤ワインとしては最初のヴィンテージです。
父の畑を借りて造るのではなく、自分自身でメタイアージュ契約を結んで栽培していると話していました。
父のもとで勉強をしながらも、しっかりと自立したスタンスでワインを造っていく姿勢が感じ取れました。
エマニュエル・ルジェのワインに感じられる、動物的なニュアンス、決して濃くはないが凝縮感があり、
さらにエネルギーを感じる味わいでした。
まだまだ樽熟成中なので、今後の進化が楽しみ。
でも、手に入れるのは非常に難しいかも!と考えると複雑な心境でした。
そんなことを考えていたら、
いよいよ真打ち登場!!!!!!!!
父エマニュエル・ルジェです。

息子を心配して出てきたのでしょう。
本当にお父さんの表情をして話に加わってきました。
「息子にすべてまかせていると、
ワインが違う方向へ進んでいってしまう時があるので、
私が教えるのだよ!!!」
「アリゴテのエチケットは、
私が手で貼ったんだよ!!!」
と話してくれました。

同行していただいた、【ルー・デュモン】仲田さんとの話で、
「俺のワインも何かテースティングしていきなよ!」
と言ってくれたそうで。
仲田さんが、
「クロ・パラント」「エシェゾー」をリクエストしてくれました。
2007年ヴィンテージを樽から試飲させてもらいました。
順番は、グランクリュ「エシェゾー」が先で、
1級「クロ・パラント」が後です。
ふつうはグランクリュが最後なのですが。
でも、その理由が容易に理解できる「クロ・パラント」のフィネスでした。
どちらのワインも、
私ごときが到底言葉では表現できない次元のワインです。
とにかく、大好きなルジェのワインを、
本人から樽試飲させていただけただけで、
至福の時でした。
最後に、親子の写真を撮らせていただきました。

(2009年3月27日訪問)
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