太陽の光がサンサンと降り注ぐ夏。自らが店頭に立ち、鮎の塩焼きを炭火で焼いて販売している。
鮎の塩焼きを、うねるように形よく焼きあげるためには、串打ちが必要。串の刺し方が難しいという。「鮎のおどり串はちょっとやそっとじゃ出来ませんよ」と泉善七さん。
真空パックにした、泉屋物産店の鮎雑炊のセットは、そのまま湯せんして、袋から出せば美味しくいただくことができる優れもの。
「塩焼きした鮎を、丁寧に小骨をとってほぐし身にするんです。御飯がスープを吸う前に瞬間凍結させるのですが、御飯のつぶを残すことが技量的に難しくて苦労しました」と泉さんは語る。大量生産はもちろん出来ないという。
「瞬間冷凍の技術を使ったので、湯せんするだけで、たきたて風味の鮎雑炊を食べることができるんですよ」
「伝統に甘んずることなくチャレンジを続けたい」との思いから、常に職人と相談しながら研究開発を進めてきた。
特に瞬間冷凍の技術は、商品をいかすための現代ニーズにマッチした方法だ。
現在も新製品を必死で開発中。
「納得がいく、美味しいものが出来上がるまで、まだ内緒にしておきます」
泉さんは、岐阜の食文化を深める活動等も積極的に行っている。
白扇酒造の加藤社長とともに、岐阜県内でこだわりの伝統製法で食品作りを実践している23社を集め「岐阜伝統食品の会」を発足。
「お互いが刺激しあい、益々の研鑽を深め、岐阜の食文化を広めることを目的に活動しています」とのこと。
また、隔月第2土曜日においしい岐阜を味わう食文化サロン。
川原町サロンも開催している。
今後も新時代に対応した製品の研究開発に励んでいくという。
〜ひとこと〜
うちは、子持鮎の熟れ寿しもおいしいですよ。白扇酒造の焼酎を入れた木桶を使って作るんです。究極の桶のリサイクルです。塩漬けした後、御飯に漬け込み、乳酸発酵させます。まろやかな風味ですよ!
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