テレビ、新聞などマスコミに登場して大反響!
「どうして三毛猫のたまが駅長になったの?」
あまり知られていない子猫時代から、現在までを描く
“いま、日本で一番有名な猫”が初めて童話になった!
廃線寸前のローカル線は、いかにして立ち直ったか
小学生の取り組み、地域の人たちによる存続運動、
その熱意に答えた情熱的企業……
猫好きはもちろん、鉄道ファンも必見のサクセスストーリー
西松宏 作 2009.04.16 発行
ISBN 978-4-89295-638-6 C8093 A5上製・144頁

はじめに――
「キャー、かわいい!」
「たま駅長! こっち向いて」
たま駅長は、お母さん猫のミーコ助役(駅長の補佐役)、同居猫のちび助役とともに、貴志駅で暮らしています。人間の駅員がいない無人の改札口の横には、「たま駅長室」と書かれた立派なガラス張りの駅長室があり、そこで三匹は「勤務」をしているのです。
電車が駅に着くたびに、駅長室の前にはたくさんの人だかりができ、カメラを向ける人たちで、たちまちごったがえしてしまう人気ぶりです。
たくさんの人たちに囲まれたりすれば、ふつうの猫ならびっくりして逃げてしまったり、物かげにかくれてしまったりしがちですが、たまたちは、どんなに多くのお客さんが来ても、まったく動じることなく、いつも堂々としています。昼間はお昼寝をしているときもありますが、起きているときは、カメラに向かってポーズを決めるなど、のんびり、マイペースで勤務にはげんでいます。
二〇〇八年には、フランスのドキュメンタリー映画に日本の猫代表として出演したり、和歌山県から勲章をもらって、「たま卿」とも呼ばれるようになったたまは、いまや日本一「スーパー」な猫といってもいいすぎではないでしょう。
駅で生まれ育った一匹の三毛猫がこうなるまでには、いったいどんなことがあったのでしょう。

目 次 ――
三毛猫たまの誕生
貴志駅のアイドル
廃線の危機
日本初の駅長に
駅長の仕事
たまはスーパースター
「日本一心豊かなローカル線」をめざして
著者について ―― 西松 宏(にしまつ ひろし)
1966年生まれ。兵庫県出身。関西大学社会学部卒業。米国留学、週刊誌記者などを経て、現在はフリーランスライター、児童書作家。九州・福岡を拠点として、スポーツ、食、農、動物、環境問題などを主なテーマに取材、執筆活動を行っている。
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