| 『鯛』にまつわる懐かしいエピソード
その昔、私(店長石垣)の子供達がまだ幼少の頃、伊豆に釣りに出かけた時のことです。運よく真鯛を釣り上げたので、その場で調理してくれるお寿司屋さんを探したところ、たまたま電話で予約がとれて早速行ってみることになりました。
お店に入って「鯛の活造り」を注文すると、隣の席に新たに座った年配のご夫婦が「お刺身の盛合わせ」を頼んだのでした。それから隣の席に運ばれて来たお皿をチラッと横目で眺めたら、赤身が全くない白身だけのお皿だったので、「盛合わせなのに、この店おかしいなぁ?」とちょっと嫌な予感がしたワケです。
いつまでたっても、私達が注文した「鯛の活造り」がテーブルに来ることはなく、結局予感が的中してしまって、隣のお客さんに私共の鯛を全部食べられてしまいました。あろうことか! 七歳の長男の不満は絶好調に達しました。「こんな店は二度と来ない!」と声高にお店の方に不満をぶつけ、私がいくらなだめても言うことを全然聞きませんでした。
お店のご主人さんが詫びを入れてくださり、その後、私達が釣った鯛よりも形の良い真鯛を水槽から持ってきてくれました。子供達は何とかその鯛に満足して帰路についたのでした。そのお店の対応は、しっかりしたものでしたし、お隣に座ったご年配のご夫婦とも会話が進んで、楽しいひと時を過ごすことができました。
忘れられない想い出です。 |