イギリスのルイス・キャロル(Lewis Carroll、1832〜1898、本名:チャールズ・ドジソン)の『不思議の国のアリス』(1865年)を題材に書かれた、子供からおとなまで、ファミリーで楽しめる作品です。
毎年、東京・日生劇場が家族で楽しめる演奏会をコンセプトに開催している「国際ファミリーフェスティバル2007」のために、委嘱により作曲され、2007年7月15日、松沼俊彦指揮、シエナ・ウインド・オーケストラの演奏で初演されました。
スコアに印刷されているナレーション(日本語もあり)を加えての演奏が基本形となりますが、プレイヤーの演技(指示が書かれています)やオプションのソプラノ歌唱以外にも、演奏者の創意工夫により、いろんな演奏に発展できるのが大きなポイントです!!
オプションのソプラノ歌唱は、CD「ダビデの栄光」(CD-1982)の演奏では、英語の歌詞が歌われていますが、これももちろん日本語の歌詞も印刷されていますので一安心です!! (この歌唱部は、児童合唱団との共演でやったりするのもおもしろいかもしれませんね。)
舞台上に、懐中時計を手にした大ウサギやキノコを登場させたり、お城を背景に描いてみたり...、バンドによって演出が違う、いろんな『不思議の国のアリス』が日本中で演じられたらいいナ!!
楽譜を見ながら、BPはそんな愉しい夢を見てしまいました!!.
(2009.11. BP編集部)
【広瀬勇人】
1974年12月4日、東京に生まれる。東京ミュージック&メディアアーツ尚美を首席卒業後、米マサチューセッツ州のボストン音楽院に進学し、優秀賞を受賞し卒業。さらに、ベルギーのレマンス音楽院大学院にて研鑽を積み、同音楽院作曲科および指揮科で修士号を取得した。作曲をヤン・ヴァンデルロースト、ピート・スウェルツ、アンディ・ヴォース、松平頼暁の各氏に師事。日本現代音楽協会作曲新人賞入選、ニューイングランド学生作曲コンクール第1位、21世紀の吹奏楽「響宴」入選。数多くの委嘱作品を手掛け、現在、東京ミュージック&メディアアーツ尚美専任講師、洗足学園音楽大学非常勤講師をつとめている。
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