世界的に有名なイギリスのブラス・バンド“ブラック・ダイク・バンド”のトロンボーン・セクションの4人で組まれたカルテット(四重奏団)がくりひろげる、ソロあり、デュエットあり、カルテットありのエンターテイメント・アルバム。これが、実に愉しい!!
ふつうブラス・バンドのトロンボーン・セクションは3人なんですが、ブリティッシュ・トロンボーン・ソサエティのチェアマンもつとめる首席奏者ブレット・ベイカーがあまりにも多忙のため、ブラック・ダイク・バンドには、ポール・ウッドワードというベイカーの代役をつとめることにできるすばらしいもう1人の首席奏者がいます。その結果、自然発生的にこの4人の奏者による“ブラック・ダイク・トロンボーン・カルテット”の演奏活動も行っていて、ついにはこのようなアルバムへと発展しました。
とはいえ、母体がブラス・バンドのセクションだけに、そこらにあるトロンボーン四重奏団とは少し訳が違い、レパートリーの選択からとにかくエンターテイメントしています。ピアノやパーカッションもどんどんと使われます。
リスナーは、きっとアルバム1曲目に入っているコンドンのマーチ『セレブレーション』から、その愉しさに引き込まれていくことでしょう。お目当てのソロは両首席の担当で、ベイカーがルグランの『おもいでの夏』とメルカダンテの『マリア様』など3曲を、ウットワードがクライトンの『主イエスよわれと』とライゼンの『ネヴァー・フェイリング・フレンド(裏切らない友)』など4曲を愉しませてくれます。
そして、アルバムのラストに、ボーナス・トラックのように入っているのが、イギリスのメジャー・ブラス・バンドのトロンボーン奏者たちとブリティッシュ・トロンボーン・ソサエティのメンバーによる臨時編成(!?)のトロンボーン合奏団による、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガンつき」より“フィナーレ”のにわかには信じられないようなゴージャスなサウンドの大合奏!! ソサエティのチェアマンであるブレット・ベイカーが指揮したこのトラックだけでも“一聴の値打ちあり”といったところでしょうか。
また、管楽器に魅力を知り尽くしたような録音のすぱらしさも特筆もの!!
トロンボーンの多彩な魅力を愉しませてくれる、とてもすばらしいアルバムです。
(2008.07.BP編集部)
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・演奏団体:ブラック・ダイク・トロンボーン・カルテット
(The Black Dyke Trombone Quartet)
ブレット・ベイカー (Brett Baker) 1-3、5-7、9-10、13、15
ポール・ウッドワース (Paul Woodward) 1、3-5、8-9、11-15
ギャリー・リード (Garry Reed) 1、5、7、9、13、15
エードリアン・ハースト (Adrian Hirst) 1、5、9、11、13、15
パーカッション(Percussion): リー・スキップシー (Lee Skipsey, Percussion) 13
ピアノ(Piano): ハワード・J・エヴァンズ (Howard J. Evans) 2-4、6-8、12、14
トロンボーン合奏団(Trombone Choir):
グライムソープ、ブラック・ダイク、レイランド、フォーデンズ、カールトン・メイン、YBS、フェアリー、
各バンドのプレイヤーおよびブリティッシュ・トロンボーン・ソサエティ・メンバーによる
(Trombone Choir of the Players from Grimethorpe、Black Dyke、Leyland、Fodens、Carlton Main、
YBS & Fairey Bands and the Members of the British Trombone Society) 16
・指揮者:ブレット・ベイカー (Brett Baker) 16
・発売元:スペシャリスト(Specialist)
・発売年:2008年
・収録:2007年4月11-12日、ハーデン・フリーマン・コンサート・ホール(ロイヤル・ノーザン音楽カレッジ、英マンチェスター)
1. セレブレーション/レスリー・コンドン (arr. デリック・ビショップ)【4:31】
Celebration/Leslie Condon (arr. Derek Bishop)
2. おもいでの夏/ミシェル・ルグラン (arr. ダーロル・バリー)【3:55】
The Summer Knows/Micheal Legrande (arr. Darrol Barry)
3. ウィ・シャル・ウィン/H.W. グレイザー【4:15】
We Shall Win/H.W. Glazier
4. 主イエスよわれと/ノーマン・ジョン・クライトン (arr. ビル・プロートン)【2:57】
Now I Belong to Jesus/Norman John Clayton (arr. Bill Broughton)
5. 4本のトロンボーンのための協奏曲/ゲオルグ・フィリップ・テレマン(arr. マルク・ライフト)【5:28】
Concerto A4/Georg Philipp Telemann (arr. Marc Reift)
I) アダージョ - アレグロ Adagio-Allegro【1:50】
II) グレーヴェ Grave【1:52】
III) アレグロ Allegro【1:46】
6. マリア様/サヴェリオ・メルカダンテ【5:46】
Salve Maria/Saverio Mercadante
7. 大いなる泉/ジョージ・マーシャル【4:48】
Glorious Fountain/George Marshall
8. ネヴァー・フェイリング・フレンド(裏切らない友)/エリック・ライゼン【8:35】
A Never Failing Friend/Erik Leidzen
9. ゴッド・ソー・ラヴ・ザ・ワールド(神は実に世を愛された)/ジョン・スタイナー【4:05】
God So Loved the World/Sir John Stainer
10. 征服者/ジャック・ラフォン【7:03】
The Conqueror/Jacques Lafont
11. トロンボーン・インスティテュート・オブ・テクノロジー/マイルス・デイヴィス【2:18】
Trombone Institute of Technology/Miles Davis
12. ワンダー・オブ・ヒズ・グレース/ (arr. アイヴァー・ボサンコ)【3:16】
The Wonder of His Grace/ (arr. Ivor Bosanko)
13. ゴスペル・タイム/ジェフリー・アグレル (arr. マルク・ライフト)【4:23】
Gospel Time/Jeffrey Agrell (arr. Marc Reift)
14. 聖約/ (arr. トーマス・V・マック)【1:52】
Covenant/ (arr. Thomas V. Mack)
15.フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(私を月につれてって)/バート・ハワード (arr. R. G. ヒューズ)【3:43】
Fly Me to the Moon/Bart Howard (arr. R. G. Hughes)
16. 交響曲第3番「オルガンつき」より“フィナーレ”/カミュ・サン=サーンス (arr. ジョン・チャリス)【6:02】
Finale from Symphony No.3 “The Organ Symphony”/Saint-Saens (arr. John Challis)
≪2008年07月新入荷≫
<組セット>
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